エコール生時代、正月の残り物の餅で作るイチゴ大福の実習で卑猥な大福を作りあげた平尾由希です。
水分量を間違えたのでしょうか、スライムのようにだれた餅の中心からのぞくうっすら赤いイチゴ・・・。
まるでおっ○いのようで、同期のみんなが授業中に笑いをこらえて震えていました
なんで私の分だけ・・・いまだに謎です。
さてさて、昨日1月11日は鏡開きでしたね。
お正月に神様にお供えした鏡餅をいただく日です。
お汁粉にしたり、お雑煮にしたりと、食べ方は各地方で自由なようですが1つだけ約束事が。
刃物を使うと縁が切れるということで、お餅は包丁などは使わず木槌などで叩いて『割る』こと!
最近はプラスチックの鏡餅風の入れ物に切り餅が詰められていたりして、あまり鏡開きの機会はないかもしれません。
でも「神様のお下がりをもらう」という意味からも特別な行事として受け継いでいきたいものです。
今日は鏡餅つながりでお雑煮の話を。
フードアナリスト会報誌Savarinに寄稿したコラム にも書きましたが、
長崎の島原地方で食べられている特徴的なお雑煮はそれはそれは具だくさんの「具雑煮」
古くから交易で栄えた長崎の雑煮は海の幸・山の幸が盛りだくさんで、家庭によっては9~13種類もの具が入ります。
焼きアゴ(トビウオ)でとった出汁に、ぶりの切り身、鶏肉、唐人菜、海老、かまぼこ、干し椎茸、
里芋、クワイ、結び昆布、蓮根や人参、牛蒡などの根菜に焼いた丸餅といった具材が奇数に揃えられます。
日経新聞の「一度は食べたい雑煮」ランキングでも1位を獲得したのが長崎の具雑煮なんですよ
歴史や気候風土の違いからその土地に根付いた食文化は実に多種多様でおもしろいですね。
この時期は各地の皆さんがブログに書いているお雑煮の話題に興味が尽きません。
うちにもまだまだお正月のお餅が残っています。
島原地方では正月といわず年中具雑煮が食べられていると聞きますので、もう一度具雑煮を作ってみようかな。