小樽には、たくさんの寿司屋(鮨屋)がある。

二つのタイプが際立っており、まずは昭和あるいはその前から、小樽の蒲鉾、もち、街中華などと同様、港湾や鉄道、銀行や商社などで忙しく働く人のためのエネルギーや息抜きの場所として発達した、小樽の街の活力そのものとして発達した、昭和レトロなスタイルを残すお寿司屋さん。

これも炭鉄港メニューじゃないかと個人的には思います。


もうひとつはミシュランが注目するような味覚追求のお寿司屋さん。




今回は前者の代表格、それ自体が文化財的な存在である、小樽の地元の人に愛される名店「みよ福」さんに連れて行ってもらった。


全てが常連さんが毎日食べてもうまい、絶妙なバランスに成り立つ。



例えば私はトロの脂の強いのが嫌いなのだが、絶妙にシャリの量や形やワサビの量を変えて、シャリ、ワサビ、ネタが絶妙なバランスになるように設計されている。



全てが適切な旨味を感じることができるし、なかでも追加で頼んだ数の子が、口の中で弾ける食感を楽しめたのも最高。




穴子の柔らかさ、甘いツメも、ノスタルジアを感じさせる。




昭和感がとても楽しめる、もの凄く魅力的なお寿司屋さん、もちろん名物のご夫婦の人柄も素敵でした。いつまでもいつまでもお元気でいて欲しい!









もうひとつの小樽の寿司屋の顔については、改めて書いてみたい。