これに似たような内容のものを数日前別サイトに送ったのですが、やっぱり「あまりに馬鹿げている」とでも思われたのか載せてもらえなかったようので、だからここに書きます。

 どうせ、見る人なんて殆ど居ないと思いますけどね。


 『言葉』というか、これは『概念』と言った方が正しいのかもしれませんが、自分は『やけい国家』というものを耳にした事があります。

 それの自分なりの解釈としましては、『共同体として最小限の事だけを考えた場合、必要なのは外敵からの防御と内部での助け合いだけである』と、そう認識しています。

 

 これは、『共同体』を『家』と置き換えれば、多分更に伝わるのではないかと思います。

 外出時には家に鍵をかけて出ますし、もし家の中に足の不自由なおじいちゃんやおばあちゃんが居たら手を貸すという、それはごく普通のあり方のように思えます。


 自分としては、結局の所、国というものもそれと変わらないのではないかと。


 そりゃもちろん規模は全然違います。

 ですが、国の領土を家、中で暮らす日本国民を家族と置き換えると、凄く分かりやすいような気がするんです。

 つまり『日本の政治』というのは、『日本で暮らす日本人を生命の危険に晒さない』というのと、『日本国籍という、共同体の一員であるという証拠を持つ人が、人として最低限の生活が出来るように取り計らう』という二点さえ担保出来ていれば、自分としては十分政治をやっているのでは……と思います。


 ただ、実際これは大変に難しい事です。

 『どの水準の生活が最低レベルなのか』と言う事も、人により判断の分かれる所でしょうし、それに多分どこに決めた所で、『ある状況においては間違い』になってしまうのでしょうし。

 まあ、そのラインの議論は、今現在政治家さんも取り組んでくれているらしいので、そっちに期待しましょう。


 まあそれはともかくとして、一つ目の所に関して言えば、自分の見た所、今の政治家の人は残らずこれを理解していないようにしか思えないというのがなんというか……。


 ま、自分が間違ってる可能性の方が遥かに高いんでしょうけどね。


 例えば尖閣の事件。

 国会議員だというのに、何で『石垣島の漁師さんの生活の事を第一』に考えてくれなかったんだか。

 あの場であの無法を見逃せば、漁師さん達の生活が更に脅かされる事が目に見えていたというのに。


 そして都知事も。

 「国として覚悟を示す」なんて事を言うんだったら、まずは『中国が尖閣に攻め込みにくくなるような制度、環境』を創る方が先でしょう。

 決まり、仕組みを創る仕事をやっている人がいきなり精神論なんか持ち出して。

 国会議員で無いから国防に関する責任なんてものも無いでしょうし……。


 政治家の皆さんには、天皇陛下の『所作』を見習って一から勉強し直して欲しいです。

 自らの決断が日本の未来を左右するという現実と共に。