一時帰国で行きたかった場所。
串本にある“無量寺”さん。
長沢蘆雪の襖絵が観たくて。
住宅街の中に小ぢんまりと在るお寺でした。
晴れてよかったー。
お天気が悪いときは収蔵庫には入れないのです。
(収蔵品保護のために)
応挙蘆雪館は小さいけど見応えがありました!!
蘆雪だけじゃなく、若冲や等的や探幽もあったのですょ!
個人的に印象的だったのが蘆雪の落款のエピソード。
蘆雪の落款は“氷の中の魚”なんだそう。
早春の朝、応挙の工房へ向かう途中に蘆雪が氷中の魚を見たらしく、それを師匠(応挙)に話したら
“氷が張っているうちは、その魚は身動きが取れず苦しい思いをしているだろう。
だが日が差して、氷が溶ければ如何様にも自由自在に泳げる。
画というのも、同じだ。”
と言われたことに感銘を受けて落款として使ったんだとか。
あとね掛け軸や襖絵に居た犬の表情が可愛かった。
応挙の描いた子達より、おとぼけ感がだいぶ増した顔してるのですよw
串本は海中公園とかダイビングとか海のイメージばっかりだったから
ちょっと意外だったけど行けて良かったー