学生時代、経済学を勉強したことがあります。

 

 

そのときに、へ~っと感心したのが、1杯目のビールと、すでに5杯飲んでいるときの6杯目のビールはどちらが美味しいかというと、それは、間違いなく1杯目のビール、ということが、学問的に立証されているということでした。

 

 

わたしたちは、同じモノでも、それがありふれているときと、ごくわずかしかないときとでは、モノの価値に対して異なる感じ方をします。

 

 

日本のように、水道水で美味しいお水が飲める国では、コンビニエンスストアでも、2リットル入りのミネラルウォーターが、100円ちょっとで買えます。

 

 

一方、カラカラに乾いた砂漠で、ごくわずかしか飲み水がない国では、きっと、水の値段は、とんでもなく高いのではないかと思います。

 

 

何が言いたいかというと、希少価値が高い場合には、希少価値がすべての価値を上回るということなのです。

 

 

すると、お金と、時間とでは、どちらが価値があるのでしょうか??

 

 

わたしたちは、誰でも1日24時間365日の中で生活しています。もちろん、ひとによって寿命は異なりますが、少なくとも、1年間における時間の長さは、みんな、同じです。どんなに大金を投じても、時間を長引かせることはできません。

 

 

一方、持てるお金には、制限はないですよね?

 

 

だから、お金よりも時間の方が、希少価値が高いといえそうです。

 

 

わたしは、個人事業主なので、特に、時間を切り売りしている感覚が強いです。

 

 

サラリーマンの方も、特に残業するときなどは、あなたの時間を仕事に費やして、その分、残業代を受け取っているといえますよね(サービス残業はあるかもしれませんが)。

 

 

 

お金よりも時間の方が価値が高いとすると、自分の持ち時間を、いかに、ご機嫌に過ごせるか。これが、わたしたちの人生で、とても大切なテーマなのではないかと思うのです。

 

 

 

あなたは、どういうときに、ご機嫌になるでしょうか。

 

 

 

一番良いのは、だれかに依存することなく、自分で自身のご機嫌を取れることだと思います。

 

 

そうすれば、いつでも、あなたの意思で、ご機嫌になることができますよね。

 

 

さらに、あまりお金をかけずにご機嫌になれるのなら、もう、それは、最強ですよね。

 

 

わたしは、くたくたに疲れていると、気持ちも凹みやすくなります。

 

 

そういうときは、なるべく早く帰宅して、お風呂を沸かします。そして、あの、邪気払いの方法で入浴します。湯船にお気に入りのアロマオイルをたらすと、もう、そこは天国です(笑)。

 

 

そして、身体がふわっとほぐれたら、寝るか、お気に入りの映画を見るか、好きなスイーツを食べるか。…そんなところでしょうか。お恥ずかしいのですが。

 

 

どうすれば、自分の気分が良くなるのか。ひとりで、そんなにお金をかけないで、ご機嫌を取れる方法を、できるだけ、見つけてみてください。

 

 

それができるようになると、ストレス発散のために買い物をすることが、少なくなっていきます。

 

 

そして、わたしたちにとって、とても重要な資源である「時間」を、満ち足りたものにすることができます。

 

 

そうすると、お金にそんなに振り回されなくなっていきます。