先日、この世の中は、ロールプレイングゲームと同じ、とお話ししました。
ロールプレイングゲームにおけるシナリオって、キャラクターがどう動くかによって、無限に変わっていきますよね。
今、ネットで調べたら、「クエスト」って、もともと、探し求めることを意味する名詞で、そこから、冒険の旅、あるいはなにか、特定の目的を果たすための旅を指しているのだそうです。
あらためて、「ドラゴンクエスト」って、ゲームの中身だけでなく、ネーミングも素晴らしいなぁと、感心してしまいました。
ごめんなさい、話が脱線してしまいましたが、この世の中がロールプレイングゲームと同じであるならば、わたしたちも、ゲームのキャラクターのように、無限のシナリオを選択できる立場にあるといえそうです。
えっ、無限のシナリオってなに??
ごめんなさい。また、あなたを驚かせてしまいました。
う…ん、無限のシナリオというよりも、無限のパラレルワールドといった方が、分かりやすいかもしれないですね。
たとえば、朝、あなたが起きたとき、とても清々しい晴天が広がっていたとします。ああ…、嬉しいな。よし、少し早めに家を出て、1駅分、歩こうかな。
軽やかに出発したあなたは、ウォーキングによってすっかりごきげんになり、出勤したあとも、1日中、ニコニコしていた。すると、上司や同僚とも、楽しくやり取りできた。
そんな風に過ごせると、夜、帰宅してからも嬉しさが続きますよね。
逆に、朝、起床して窓の外を見たら、なんだかどんよりと曇っていて、気持ちが落ち込んできた。会社に行くの、億劫だなぁ…。
身体を引きずるようにして出勤したあなたは、同僚に、ぼそぼそと挨拶をするばかり。なんだか、時間が経つのがとても遅く感じられて、夜になったら、疲労こんぱいしてしまった。
ね、どちらも、ありそうな話でしょう。これって、明らかに別のパラレルワールドにあなたが行っているということを意味しています。
ここでね、大切な秘密をあなたにそっと、打ち明けますね。
あなたが「ごきげん」でさえいたら。
どんより曇った日でも、嵐のような日でも、凍えるような寒い日でも、あなたは、自分にとって居心地の良いパラレルワールドに、ひょい!と移動できるのですよね。
えっ、そんな馬鹿な!ってあなたは思ったでしょうか?
それなら、朝起きた時、鏡の中の自分に向かって、笑顔で「今、わたしはごきげん!」って、10回ぐらい話しかけてみて。
ポイントは、とびきりの笑顔で話しかけるということだけ!
えっ、髪の毛がボサボサで、とてもそんなこと言う気になれないって?
あなたの外見ではなくて、顔の表情を見つめるの。もうひとりの自分が、あなたに向かって笑いかけてくれている。
それだけで、瞬時に、軽やかなパラレルワールドに移れます。拍子抜けするぐらい簡単です。
ゲームをしているとき、キャラクターが直面するシナリオって、どんどん変わっていくでしょう。
それと同じぐらい、あなた自身も、自由にパラレルワールドを移動できます。キーワードは「ごきげん」でいることだけ。
だまされたと思って、ぜひ、試してみてくださいね!