雪国の人には当たり前なんですが、知らない方へ向けての投稿です。
住んでいる場所や形態(一軒家、集合住宅)、通勤スタイル(車、公共交通機関)で違いはあるんですが、私が経験してきた生活と除雪の関係ってこんなです。↓
・降雪後(特に大雪)のバス等の遅れを考慮して早起き、さらに家の前の除雪も考慮して早起き。
⇒2重に早起き。『家の除雪で遅刻、交通機関の遅れで遅刻』そんなもの理由にはなりません。給料は引かれます。(引かれない神のような会社も一部あり。)
・交通機関は乱れ、且つ除雪の疲れもあり、出勤前に疲弊。
⇒勤労前の労働。当たり前だけど、除雪なんて無給。(子供ならお駄賃ありw)
・1日中降り続いていれば、帰ってからも除雪。
⇒勤労後の労働。ある意味金にならない副業みたいなもの。残業があった時は地獄。『帰ってから除雪か…』と全てを投げ出したくなる。
・夜中に除雪車が入るので、朝や昼に人力で避けた雪や車で踏み固められた硬い雪を、ごっそり家の前に置いて行かれる。
⇒起きていれば時間にもよるが夜中にそれを除雪する。もしくは、朝起きて外を見て絶望し、除雪を始める。
大体、こんな感じです。
おじいちゃんおばあちゃんがまだ元気な家は、老化防止なのか分かりませんがご老人が率先してやってる印象。
今では『除雪機』を持っている一般家庭も多いですが、購入費や維持費を考えるとやはり高嶺の花。
一昔前なら『融雪槽』を持っている家、稼働してる家も多かったですが、昨今の燃料高騰で使わない家庭が多いです。
(一般的な家庭、平年並みの降雪量で一冬でドラム缶4本分だったかな?)
ちなみに、地下水で融雪するタイプの融雪槽はかなり有能。燃料費が殆どかからないので。但し地下水が通っている一部地域に限られるようです。うちの実家はダメでした。(地下水の有無の調査で30万かかるって言われたかな?。)
何を言いたいかと言うと、
北海道って住むには辛いですよ。
給料安いのに無給の労働が有るんですよ。
憧れだけだと確実に嫌になりますよ。
ってことです。
(私は職が有って毒親を捨てていいなら、雪のないところで暮らしたいです。)