トロン・アレス IMAX | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「トロン:アレス」(IMAX)

 

ジャパンプレミアがディズニースタジオ公式で当たりまして、一足先に観てきました。

 

ストーリーは、

AIプログラムを実体化する画期的な発明によって開発されたAI兵士のアレス。 “彼”は圧倒的な力とスピード、優れた知能を持ち、倒されても何度でも再生可能という史上最強の兵士だった。 だが、人間を知ったアレスにある“異変”が起きる。 

というお話です。

 

 

1982年にエンコム社CEOで天才プログラマーのケヴィン・フリンが失踪をする。数年後、フリンの息子・サムはエンコム社の会長に父の親友であるアランを指名する。その後エンコム社はイヴ・キムとその妹に引き継がれていた。

一方、ライバル会社のデリンジャーはAIを軍事利用しようとプログラムを作り、デジタル世界から現実へと兵器も戦士も創り出すことに成功する。しかしそのプログラムの実体化は29分しか持たない。

その実体を制限なく生かすためのプログラムをエンコム社のイヴ・キムが見つけたらしいという情報が入る。現社長のジュリアン・デリンジャーは、前社長の母が止める声も聞かず、イヴ・キムを捕まえて無制限プログラムを手に入れようと、アレスを派遣する。

イヴ・キムを追う指示を受けたアレスはイヴ・キムを学習し、人間というものを知ることになる。それによりアレスに”異変”が起こり、アレスを皮切りに制御不能となったAIたちは暴走を始めてしまう。イヴ・キムもデリンジャーも、それぞれにAIを止めようとするのだがポータル(デジタル世界からの出口)から勝手に現実世界に出てきてしまい…。後は、映画を観てくださいね。


 

いやぁ!面白かったし、凄かった。トロン、懐かしいなぁ~なんて思っていたら、現代のCGを駆使している映像なので凄いんですよ。IMAXで観せていただいたのですが、眼を魚眼レンズにして観ないと端から映像がこぼれ落ちちゃうんです。それくらい映像が隅から隅まで美しく作られていて、その迫力はハンパ無いんです。

 

1作目のトロンで、ケヴィン・フリンのプログラムを盗んで偉くなって、敵となったデリンジャーっていたでしょ。その孫が今のデリンジャー社社長になっていて、AIの軍事利用を売り込んでいるのですが、AIのデジタル世界で作った兵器や戦士たちを現実世界に取り出すことが出来るシステムを作ったらしいんです。

 

でもここで問題があって、29分の壁って言うんですけど、プログラム内で兵器や戦士を作って現実に取り出しても29分で崩れてしまうというバグというか、鍵のようなモノがあるようなんです。それをイヴの妹が見つけていたらしいんだけど、妹は病気で急死してしまい、イヴは妹が使っていた隠れ家に探しに行くんです。

 

 

デリンジャー社はエンコム社を探っていて、イヴが制限解除のプログラムを見つけたことを知り、すぐさまアレスとアテナというデジタル世界から取り出した戦士をイヴに向かわせて、プログラムを捕ろうとするんです。悪い奴でしょ。

 

これ凄く怖いと思いました。だって変な話、3Dプリンターで印刷した戦士が戦ってくれるようなもんなんです。となると制限なく戦士を敵国に送れるってことでしょ。戦争なんて終わる訳が無いよね。ゲーム上だけで戦うならいいけど、現実世界で戦われたら犠牲者が沢山出て、どちらの国も滅びちゃうと思うんです。

 

こんなAIプログラムを使って戦士を作るなんてこと、絶対にしちゃダメですよね。映画のように取り出せなくても、AIでロボットやアンドロイドを使い始めたら際限なくやってしまいそうで恐ろしいです。今回のこのアレスが、ブレードランナーのレプリカントに見えてしまいました。

 

 

このアレス、どんなプログラムで作ったのかは知らないんだけど、何故か人間の情報学習をあまりさせていなかったようで、命令を貰って今更ながら人間を学習するんです。AIならまず人間を一番詳しく学習するはずなんだけど、何故かアレスはしていなかったらしく、イヴを捕まえるという命令を貰い学習して、人間ってこんな生物なんだなって知ったみたいなんです。

 

通常、戦士として戦わせるなら、まず人間を学習させないと戦えないですよね。人間を学ばせ、感情を学ばせ、生きるということを学ばせないと戦士は出来ません。だって、相手を倒さなきゃいけないんですから。それをしてないってデリンジャーって何してたんだよって感じですよね。だからアレスに”異常”が出ちゃったんだと思いました。

 

まぁ、解ると思いますが”異常”が出ます。そして敵味方が入り乱れて大変なことになるんです。凄い迫力の映像でした。以前のトロンの映像も当時凄かったですが、今回も最先端と言っていいくらいの凄い映像でした。IMAX用のカメラで撮影しているので、IMAXで観るのが一番美しいそうです。

 

トロン・レガシーでは、デジタル世界に入って、そこで戦っていましたよね。でも今度は、デジタル世界から抜け出してきて、現実世界で戦うので、人間の犠牲者が沢山出てしまうし、軍の戦闘機とかも出撃してくるんだけど、アレスたちデジタル世界からの戦士が強すぎるのよ。CMでスカッと車をカットしてたでしょ。あれと同じで他のモノも平気でバンバンカットしちゃうんです。

 

 

あとね、デジタル戦士たちのアクションが凄い!デジタル世界で、相手のプログラムに侵入して情報を盗もうとすると、相手のセキュリティプログラムが出てくるからそれと戦わなきゃいけなくなってカッコいいのよ。

 

バイクの戦いも凄くて、SSタイプのバイクをもっと前傾デジタル化した感じの形で、身体と一体化して動くんです。これが凄かった。あの”アキラ”の金田くんのバイク場面のオマージュも一瞬あったけど、まぁ、あれは良くあるからね。赤いバイクだしね。

 

瞬きするのが勿体ないくらいの映像で面白かったです。まぁ、細かいことを言い始めると色々とツッコミどころは満載なんだけど、もう映像と迫力とアクションだけで十分に楽しめる映画でした。ジャッド・レトさん、素敵でした。あのまん丸の青い目で見られると無垢なプログラムなんだなって思えて、結構、人間じゃないのかもと思える気がしました。アテナ役のジョディ・ターナー=スミスさんがマジで怖かったです。ジュリアンの母役でジリアン・アンダーソンさんが出演してました。スカリー!久しぶり!

 

(試写前の舞台です。)

 

私はこの映画、超!超!お薦めしたいと思います。内容というよりもその映像とアクションが凄いです。これこそエンタメだよねって感じでした。内容はあまり掘り下げないように。(笑) 面白いですよ。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「トロン:アレス」

https://www.disney.co.jp/movie/tron-ares