「劇場版 忍たま乱太郎
ドクタケ忍者隊最強の軍師」
を観てきました。
ストーリーは、
諸泉尊奈門との決闘に向かった土井先生が消息を絶った。山田先生と6年生が捜索を開始する一方、担任不在の1年は組では、タソガレドキ忍軍の忍び組頭・雑渡昆奈門と尊奈門が教壇に立つことに。そんな中、きり丸は偶然にも土井先生の置かれた状況を知る。やがて土井先生を探す生徒の前にドクタケ忍者隊の軍師・天鬼が出現。その顔は、なんと土井先生と瓜ふたつだった。
というお話です。
タソガレドキ忍者・諸泉尊奈門から又も果たし状を貰った土井先生は仕方なく決闘に向かった。いつものように決闘を繰り広げていると川の近くまで行ってしまい、土井先生は崖を軽く飛んで川に入ろうとするが、川の中に何かが…。そのまま土井先生は消息を絶ってしまう。
タソガレドキ忍軍の忍び組頭・雑渡昆奈門と尊奈門が状況を説明に訪れ、校長と山田先生が捜索隊を出すことにする。しかし土井先生がおらず、山田先生も捜索に出てしまうため、1年は組では誰かが授業をしなければならず、タソガレドキ忍軍の忍び組頭・雑渡昆奈門と尊奈門が教壇に立つことに。
いつもゆるい授業の土井先生とは違い、キビしい雑渡先生の授業に疲れ切っている生徒たち。そんな中、きり丸は偶然、土井先生が行方不明になったことを知ってしまうのだった。一方、土井先生捜索中の6年生の前に突如現れたのは、ドクタケ忍者隊の冷徹な軍師・天鬼。マスクがハラリと落ちたその顔は、土井先生と瓜二つだったのだ。
忍たま達に立ちはだかる最強の敵を前に、今、強き「絆」が試される。果たして乱太郎、きり丸、しんべヱたちは、土井先生を取り戻すことが出来るのか。後は、映画を観てくださいね。
忍たま乱太郎、初めて観ました。今まで子供向けのアニメなんだろうなと思って観ていなかったのですが、予告でイケメン先生が敵になるという内容を観て、一度、観てみようと思ったら、これが面白かったのよ。このアニメ、大人が観てもこんなに楽しめる作品だったんですね。いやぁ、前のも観れば良かった。
今回は1年生の担任である土井先生にそっくりの人物が敵の軍師として立ちはだかるというお話でした。4つの国が隣り合っていて、隙あらば隣の国に侵攻したいと思っているような状態なのかな。まだ日本が統一されておらず、それぞれの地域で取ったり取られたりをしていた時代のようでした。
私はこの物語を始めて観たので、何故、土井先生が尊奈門という忍者に決闘を申し込まれるのかよく分かりませんが、一応、隣の国の忍びなのかな。敵ではないようですがライバルといった感じでしたね。土井先生は全く相手にしていないような戦い方でしたから。でも決闘の最中にある事故が起きて、土井先生は行方不明になってしまいます。
もちろん必死で探し回るんだけど見つからないのよ。そして、土井先生と同じ顔のドクタケ忍者隊の軍師が現れるんです。まぁ、バレバレだから言うけど、これ、土井先生です。だけど、何故土井先生がドクタケ忍者隊の軍師になっているのか、それは内緒です。
最後の最後まで謎だったから、私は凄い深読みをして、もしかしたら本当のご両親が見つかったとか、兄弟が見つかったとか、本当はドクタケの大名の血筋だったとか、何かあるんだよねぇってすっごい考えちゃったのですが、あまり考える必要は無かったのかな。子供向けのアニメなので、そんな大人の理由がある訳が無かったんですよね。
土井先生は兵法のスペシャリストで、その上、ドクタケ忍者隊に置いてあった兵法の本を全て読んだようで、なんかもう、兵法にかけては右に出る者はいないと言うほど強くなっていて、これを機にドクタケは隣の国に侵攻しようと考えているようなんです。それを察知した忍術学園の生徒たちが、土井先生を助け出し、侵攻を止めさせようという事になって行くんです。
私にはどう見ても乱太郎たち1年生は邪魔な存在に見えたんだけど、彼らが主人公だから関わらせないってことは出来ないんですよね。特にしんべヱがマジで迷惑。食べ物に執着していて七つの大罪の暴食を思い出しました。
それよりも驚いたのは、映画が始まって、ずっと”きり丸”って子が主人公かと思って居たら、題名は乱太郎ですよね。あのメガネをかけた優等生っぽい子が主人公だったのね。全然目立たなくて、これでイイのかなって思っちゃった。きり丸って、いつもお金お金って言っていて、貧しかったのは解るけど子供向けアニメで嫌だなぁと思いました。子供がバイトに明け暮れるって、イマイチ共感が出来ませんでした。
土井先生のお話をしたいけど、何を書いてもネタバレになりそうで書けません。良い先生なんだろうと思うけど、敵に回すと凄く怖い先生なんですね。無敵っぽかったし、顔も怖くなっていたなぁ。ドクタケの首領稗田は偉そうに見えたけど、全然強くなかったですね。ダメダメなのに、なんで首領なのかしら。あの人が首領じゃ戦には勝てないよね。
ま、でも無事に解決して、乱太郎たち1年生も怪我もせずに帰って来れたからめでたしめでたしですね。観ていると、周りの大人にとっても可愛がられているように見えたから、この忍術学園で成長していくなら良い大人に育つだろうなと思いました。素直に育ってくれれば、城の”御庭番”にするのに便利ですもんね。やっぱり忍者は使いやすくて従順なのが一番です。
私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。なんか、とっても可愛くて癒される時代劇でほっこりしました。時代劇でもこういうほっこり系があっても良いですよね。ちょっとおじゃる丸に近いかなーと思いました。まったく頭を使わなくて良いので、年末の忙しい時には最適かもしれません。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」