「幽☆遊☆白書」(実写版)良く出来ていて楽しめました。実写版の成功例だと思います。私は好きです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「幽☆遊☆白書」(実写版)

 

を観ました。

 

ストーリーは、

ある都市の近郊に大きな穴が開くという不可解な現象が起こるが、穴が開いただけで社会に何の影響も与えなかったため、そのまま放置されていた。しかしその穴から一匹の虫が現れる。その虫は街へ入り、トラック運転手に取り付いたと思ったら運転手はトラックを暴走させ、沢山の事故を引き起こし始める。

ケンカに明け暮れる毎日を過ごす中学生・浦飯幽助。下校途中に桑原という不良に絡まれ相手をしていた。とりあえず倒し、家に帰ろうとすると、目の前に暴走トラックが現れ、子供が轢かれそうになる場面に出くわし、幼い子供を庇って事故死してしまう。しかし、霊体となった幽助は、霊界案内人を名乗る女性・ぼたんから、不良である幽助が「善い行い」で死ぬことが想定外だったため、天国にも地獄にも彼の行き先がないという衝撃の事実を告げられる。

ぼたんに霊界の判定を行うコエンマの前に連れていかれ、霊界探偵として働いてくれるなら人間として生き返ることが出来ると言われ、別に生き返らなくてもという気持ちもあったのだが、母親が悲しむ姿を見て、コエンマの提案に乗ることにする。そして、コエンマから指示された3種の神器を取り返す仕事に取り掛かる。その仕事により、日本でいう妖怪という種族の蔵馬と飛影と出会い、世界を壊そうとする勢力に立ち向かっていく。人間界・魔界・霊界を舞台に壮大な謎が幽助を巻き込んでいく。

後は、ドラマを観てくださいね。

 

 

このドラマ、面白かった!ネトフリが古い漫画を今更、なんで実写ドラマ化するのかなぁと不思議でしたが観て納得でした。話がある程度の長さでまとめやすいし、解りやすいし、独特の世界観なので現実にはあり得ないことをしていても全く違和感が無く、誰が観ても楽しめるんです。

 

それに映像などのレベルも高いので、外作品と並べられても負けないし、日本漫画の特徴がよく出ているので、独特な雰囲気が日本文化などが好きな海外の人たちにも受け入れられやすいのかなと思いました。あまりにも謎が多かったり長すぎたりすると、途中で飽きちゃうんですよね。幽遊白書はその辺りのことが、とても良い塩梅で出来ているんです。

 

 

幽助というキャラは一般的に言う不良なんだけど、本当は心優しくて正義感の強い男子なんです。平成初期の漫画なんだけど、昭和の王道ヒーローの特徴をそのまま引き継いでいて、解りやすい性格なんです。そして彼の仲間となる人物は人間と妖怪とがいるんだけど、よくある戦隊ヒーローモノにあるようにバランス良いキャラが並んでいるんです。

 

そして悪役もまた昭和の王道ヴィランの雰囲気を引きついでいて、とっても解りやすいんです。ボスの左近は冷淡で極悪、命を何とも思っていないような人物でして、これがまた解りやすいキャラなんです。そんな左京が雇っているのが戸愚呂兄弟で不気味なのよ。

 

 

そんな解りやすいキャラたちが、解りやすく戦ってくれるので、どの国の人が観ても理解出来ると思うんです。もちろん日本国内でも年齢に関係なく楽しめる作品なので、人気が出たのかなと思いました。私はとっても気に入りました。というか、本当にスッと5話を観て、楽しむことが出来て、また観ようかなと思うような感じだったんです。私はもちろん倍速なんてしませんよ。倍速するのは監督や俳優さんたちに失礼なので、映画好きはしません。

 

内容についてはネタバレになるので、あまり書きませんが、やっぱり左京役の稲垣さんが強烈なインパクトでした。原作通りでしたね。このヴィランは、もっともっと観ていたかったな。左京が直接戦う訳ではないんだけど、彼の世界観がイイんです。魔界との境界トンネルを開きたいと映画の中では言っているんだけど、一体、何がしたくて魔界と繋げたかったのか、彼の考えをもっと聞きたかったな。

 

 

10年以上前から魔界との関係を持っていたみたいだし、自分の命さえどうでもよいと考えていたから、生身の人間なんだけど、もしかしたら何か妖怪などの血を少し継いでいて、霊界や魔界にも意識が通じるような人物だったのかもしれない。左京さんのスピンオフも観たいと思ってしまいました。

 

戸愚呂兄弟は怪物でしたね。弟は因縁があって、どうして幻海の弟子である幽助とは決着を着けなくちゃいけなかったんです。過去に色々とあって、彼も死に場所を探していたのかなというような人物でした。兄は、あまり深い描かれ方はしてませんでしたが、ビジュアルが良かった。マジで原作を彷彿とさせる姿で、滝藤さん凄いなと思いました。

 

主人公の幽助は完璧なヒーローでした。そして蔵馬と飛影はカッコよくて強かったです。それぞれに妖怪の特徴があるんだけど、現代では昔のように彼らを信じる人間が減ってしまっているので昔よりも力が弱くなっているように見えました。だけど人間の幽助と共に戦うことによって、力を取り戻していったような気がしました。バラバラに見えて、強い絆で繋がっているようでした。

 

 

桑原は唯一人間で、幽助の友達として戦いに参加してくれるんです。修行もして、人間にしては強い霊力で戦うことが出来る人物でした。ビジュアルが昭和の不良なのでちょっと笑ってしまうけど、大切な人物でした。桑原がいるから、人間界と繋がっていられるというような、そんな雰囲気がありました。

 

他にも、ぼたんやコエンマなど、色々なキャラがいて、それぞれが良かったと思います。ぼたん役の古川さんが原作とは違うという方がいるらしいですが、私はぼたん、良かったと思いました。漫画そのままである必要は無いんです。実写ドラマなんだから、そのドラマの中で上手く融合出来ていれば、その通りである必要はありません。原作に寄せるのも良し、少し離してドラマの緩和剤となるも良し、監督のやり方だと思います。

 

結構、私、このドラマ、ハマったので、何度も観てしまうかもしれません。本当に好きです。面白いです。他にもいくつか観たけど、こんなに感想を書きたいと思わないもん。

 

 

私は、このドラマ、超!超!お薦めしたいと思います。私は好きです。楽しめました。誰が観ても観やすいし、楽しめると思いました。5話と短くまとまっているので、年末年始にゆっくり観るのに最適だと思いますよ。ぜひ、観てみてください。

ぜひ、楽しんでくださいね。カメ

 

 

「幽遊白書」