「マルセル 靴をはいた小さな貝」可愛い貝が家族を探す大冒険をします。彼にとっては大冒険なんです。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「マルセル 靴をはいた小さな貝」

 

を観ました。Fan’s Voiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)

 

ストーリーは、

アマチュア映画作家のディーンは、靴をはいた、体長およそ2.5センチのおしゃべりな貝のマルセルと出会う。ディーンは彼が語る人生に感銘を受け、マルセルを追ったドキュメンタリーをYouTubeにアップするのだが。

というお話です。

 

 

体長2.5センチ。名前はマルセル。おしゃべりで好奇心あふれる貝。祖母のコニーと一軒家でふたり暮らし。ある日、家に越してきた映像作家のディーンと出会う。この家は、現在、短期の宿泊施設として運営されているようで、ディーンは妻と別居し、賃貸が見つかるまでの家として引っ越して来たんです。

 

ディーンは、マルセルに興味を持ち、彼のドキュメンタリーを撮影し、YouTubeにアップし始める。すると、マルセルの動画は大人気となります。そして、マルセルが家族と離れ離れになってしまった事を紹介し、家族を探して欲しいと人々に訴えます。

 

 

家族が居なくなったのは、以前にこの家に住んでいたマークとラリッサが別れた時でした。二人が喧嘩をすると、色々なモノが壊れるから、貝たちは引き出しに隠れる事にしていたのですが、マークが引き出しのモノを、そのままスーツケースに詰め込んで出て行ってしまい、マークと一緒に、家族もどこかへ行ってしまったらしいと言う事なんです。

 

マルセルは、マークが乗って行った三菱の青い車を探してと言いますが、外の世界に出てみると、そんな車は山ほどあり、マルセルが知っている世界とは大きさが違う事を知ります。祖母に促され、60ミニッツという番組のインタビューを受け、家族を探すことにするのですが。後は、映画を観てくださいね。

 

 

もー、かわいいっとしか、言葉が出てこないです。最初、一瞬、目がひとつで、貝に足が付いてると思って、キモいかもって思いましたが、動き出したら、直ぐにそのキモ可愛さの魅力に惹き込まれてしまいました。家に住んでいるとか言うんだけど、その家、人間の家だから。あなた達が勝手に住み着いただけだからね。

 

で、家族沢山で住んでいたらしいんだけど、ある日、突然に家族が居なくなって、お祖母ちゃんと二人になっちゃったとマルセルが訴えるんです。ディーンは、映画を作っている人物らしく、マルセルの話を聞いて、面白いなと思って、ドキュメンタリーを撮影することにします。

 

 

そして、マルセルの日常を撮影していくと、ペットの”紐”を飼っていたり、お祖母ちゃんが園芸をしていたりするんです。ディーンは、とても辛抱強く、マルセルの話もお祖母ちゃんの話も聞いてあげていて、辛抱強いなぁという感じでした。私なんて、話しを聞きながら、”貝って、何をたべているんだっけ。”とか、”足はどこから生えてるの。”とか、色々な事が気になっちゃって、割り込んで質問をしたくなっちゃった。そんな質問を我慢して、話しを聞いていたディーンは素晴らしいです。(笑)

 

ディーンとマルセルは、結構、気が合ったようで、一緒に、家族探しを始め、ネットで呼びかけるのですが、家族の情報は上がってこないんですよ。まぁ、家に貝が住んでいること自体を感づいている人が少ないんじゃないかな。だから、全然わからないんです。そしてTVの番組に出てみる事になるんです。

 

 

マルセルが、世界の事を何も知らないので、小っちゃいとそうだろうなと思いながらも、自分だって、自分の知っている場所しか知らないのだから、同じだなって思いました。世界は広いので、何があるか解りませんよね。貝が家に住んでいたり、蜂が蜜に酔って落っこちたり、そんなことが、本当に起こっているのかもしれません。

 

マルセルが、家族と離れ離れになり、心の穴がどんどん大きくなっていくって泣くんです。こんな姿見ちゃったら、探してあげようって思いますよ。お祖母ちゃんと二人きりだし、お祖母ちゃんも年だから、仲間を探してあげたいですよね。でも、両親と逢えない事もある訳だから、マルセルの仲間って、どんな所にいるのかな。なんか、近所の家に行って、呼びかけてみたら、案外、沢山の仲間が居たりするんじゃないかと思うのよ。どうせなら、こういう時に、冒険をしてみて、仲間を探すのも良いんじゃないかななんて思いました。まぁ、今回は、家族探しで手一杯なんだけどね。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。単館系の優しい映画です。私は、こういう映画、大好きなのですが、ファンタジーなので、あまりお話を信じられない人は、向いていないかもしれません。でも、キモ可愛くて、観ると、ハマるかもしれませんよ。私は、ちょっと、いいなぁ、小さなマスコットとか欲しいなと思いました。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「マルセル 靴をはいた小さな貝」