「妖怪大戦争 ガーディアンズ」を観てきました。
ストーリーは、
20XX年。日本列島を南北に縦断する大地溝帯・フォッサマグナから出現した妖怪獣により、妖怪界と世界は未曾有の危機に陥った。妖怪たちは妖怪獣を阻止するため、伝説の武神を復活させる計画に乗り出す。しかし復活には、伝説の妖怪ハンター・渡辺綱の血を継ぐ者の力が必要だった。そこで選ばれた所沢市の小学生・渡辺ケイは、妖怪たちとともに世界を救うべく立ち上がるが。
というお話です。
フォッサマグナに眠る古代の化石たちが一つに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変えた! 向かう先は東京。このまま妖怪獣の進撃を許せば、人間も妖怪たちもタダでは済まない。
この危機に妖怪たちは、伝説の妖怪ハンター・渡辺綱の血を受け継ぐ戦士を探すため、古い廃学校におびき寄せ、おみくじを引かせると、真っ赤なおみくじを渡辺ケイがひく。ケイは気味が悪いと言って捨ててしまうが、そのおみくじを弟のダイが拾ってしまう。
妖怪たちは、赤いおみくじをひいた者を戦士と認定し、ケイと間違えて弟のダイを妖怪たちが連れ去ってしまう! ダイを助けるため、ケイは謎の妖怪剣士・狐面の女の導きで大魔神のもとへ向かうが、人間嫌いの狸の大妖怪・隠神刑部がケイと妖怪たちに待ったをかける。
そして渡辺綱の末裔であるケイの命を狙う、鬼の一族が姿を現わすのだった。はたして、選ばれた少年・ケイは弟を救い、大魔神をよみがえらせ、妖怪獣を止めることができるのか?後は、映画を観てくださいね。
久しぶりの子供向け妖怪映画でしたね。その昔は、神木くんが主演で、お爺ちゃんが菅原文太さんだったような気がします。ぬらりひょんは忌野清志郎さんが演じていたと思いますが、懐かしいですね。それが、装いも新たに映画化されました。
今回は、フォッサマグナに埋まっている妖怪が海に帰りたいという事で、八ヶ岳辺りからゴロゴロと転がって、関東を通って太平洋に出ようとしているっていうお話で、ごろごろ転がられたら関東が壊滅するから止めなくちゃって事なんです。で、妖怪退治が出来る人間ってことで、その昔に鬼退治をした侍・渡辺剛の血を受け継ぐ、渡辺の子孫を探すってことで、白羽の矢が立ったのが主人公の渡辺ケイという少年なんです。
そして、妖怪がケイの目の前に現れるんだけど、以前の映画だと、まだ少年の心を持っていると妖怪が見えるって事だったんだけど、今回は、片目だと見えるとか、簡単なんですよ。イマイチ、昔のような、夢のある設定ではありませんでした。難しくフォッサマグナとか使っているけど、ストーリーとしては、とても陳腐なものになっていたような気がしました。まぁ、子供向けだから仕方ないのかな。でも、前作の時は、もっと夢があるような設定だったし、勇気とか守るとか、正義のようなものを表していたような気がするけど、今回は、ただ綺麗ごとを並べて、戦いたくないとか、そんな事を言っていて、ちょっと観ていて疲れました。
前は本当に悪役は悪役だったのに、今回は、悪役じゃなくて、悪気はないけど、海に行きたい途中で関東を壊しちゃうってお話で、悪役は他にいるんだけど、それはネタバレになるから言えないのよ。本当は、あの人が悪い奴って、みんな気が付いたのかしら。加藤の霊が、最後の最後で取り着いてしまったのかもしれないなぁ~。
ま、とりあえず、フォッサマグナの妖怪を止めなくちゃということなのですが、はっきり言って、大戦争はしていません。だって、戦ってないんだもん。剣とか構えて戦う感じなのに、全然戦って無いし、大魔神が味方に付いてくれるんだけど、それもどうかなぁって微妙な感じだし、ハラハラドキドキで勝てるかしらっていうのが、無いんです。いくら戦争は良くないとか言っていたって、子供向けの”妖怪大戦争”なんだから、戦おうよ。そこら辺はとても残念でした。
主人公の寺田くんなのですが、とっても可愛い子だというのは判っているけど、演技は止めた方が良いかもと思いました。とてもワザとらしくなってしまっていて、CMなら良いんだろうけど、長編映画だと、観る方は辛いです。弟役の男の子の方が自然で、良いと思いました。この子は、イケメンだし、将来楽しみかなと思いました。
他の妖怪の皆様方は、まぁ、楽しんでやっているようで、良かったんじゃないかな。大沢さん、王騎役から一転、狸の妖怪役、良かったですよ。うーん、アノ身体だから出来たのかもしれません。お腹ポンポン叩いて、狸たちを従えて、ちょっと嬉しくなっちゃった。今度のキングダムでは、兵士と一緒に狸も従えて欲しいなぁ。可愛いだろうなぁ。
この映画も、あまり感想が無いなぁ。だって、あまりにもストーリーが浅すぎて、書きようがないんですもん。このフォッサマグナの妖怪も、結局は止めたに過ぎなくて、あのゴジラを東京で固めてみたって事と一緒でしょ。その後、どうすんの?って事よねぇ。結局、妖怪は、また海に戻りたくなるだろうし、ゴジラだってその内に動き出すんでしょ。どちらも死んでないもんね。全く、解決になって無いところが、どーも納得のいかない展開でした。あ、ネタバレしちゃったよ。
スミマセン、ちょっとネタバレしちゃいました。でも、本当のネタバレは書いてないです。ちゃんとみんな、映画を観て、誰が首謀者か理解してくれるかなぁ。きっと、気が付かない人、多いんじゃないかな。とても心配です。
私は、この映画、お薦めしたいと思います。子供を連れて行くには、良い映画かもしれません。子供って、妖怪、好きでしょ。でも、私的には、前作の妖怪大戦争の方が面白いと思います。ちゃんと大戦争だったもん。豊川さんの魔人加藤も良かったしね。でも、まぁ、夏休みに観るには良いかもしれません。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「妖怪大戦争 ガーディアンズ」