今日は、ずっとほおってあった「演劇」を観た感想を書かせてもらおうと思います。何作か観劇をしたのですが、映画の感想を書くので精一杯で、ほおってあったんです。
①12月7日「オレステスとピュラデス」 神奈川芸術劇場
この舞台は、長い長いギリシャ悲劇「グリークス」の中の一幕を描いているお話です。鈴木仁さんと濱田龍臣さんが主演で、趣里さんが出演されるとのことで、観に行きました。良かったですよ。父殺し、母殺しの罪を背負った男が、許されるために旅をするお話で、若手の演出家・杉原さんが、広い舞台を使ってスッキリしたシンプルな舞台演出で描いてくださいました。美しい舞台でした。
②12月19日「白石加代子 百物語」相模女子大学グリーンホール
夢枕 獏「ちょうちんが割れた話」
筒井康隆「如菩薩団」
半村 良「箪笥」
和田 誠「おさる日記」
の4作を朗読されました。もう、百物語の舞台は何度も来ているので、今回も楽しくて、ちょっとゾッとする感じが、素晴らしかったです。やっぱり白石さんはステキです。幾つになっても、こんな風にお一人で舞台が出来るなんて素晴らしい。これからも頑張って欲しいです。
③1月5日「てにあまる」東京芸術劇場
ベンチャー企業の経営者の男は、ある日、家政婦の老人を雇ったと部下に伝える。男の部下は、男のすべての面倒を見ていて、自宅も自由に入れているが、家政婦の話は突然だった。実は、家政婦は経営者の男の父親である。そして、男の妻は離婚を望んでおり、私物を取りに夫がいない時間を見計らって訪ねてくるのだが・・・。というお話でした。柄本さんが、演出も出演もしていて、主演は藤原さん。部下に高杉さん、妻に佐久間さんが出演していました。面白いお話だけど、恐いお話でした。ちょっと最後の方はホラーっぽくなっていました。藤原さんと柄本さんの掛け合いが凄くて、そこに高杉さんと佐久間さんという豪華なキャストでとても満足出来る舞台でした。
④2月15日「マシーン日記」シアターコクーン
小さな町工場・ツジヨシ兄弟電業を経営するアキトシは、妻サチコとともに自らの工場で働いていた。工場に隣接するプレハブ小屋に住む弟のミチオは、壊れた機械を見ると直さずにはいられない電機修理工。ミチオは訳あってアキトシに監禁されており、小屋と右足を鎖でつながれていた。工場に新しいパート従業員としてケイコがやって来る。というお話で、松尾スズキさん作なので、エロあり、グロありで、どんどん狂って行く人々の姿が恐ろしいなぁと思いました。演出は映画監督としても有名な大根さん。ミチオに横山裕さん、アキトシに大倉孝二さん、サチコに森川葵さん、ケイコに秋山菜津子さん。いやぁ、秋山さんが素晴らしかった。もう、本当に魅力的で、ドキドキしちゃいました。そんなケイコに振り回されるミチオとアキトシとサチコですが、彼女が来る前に、既に狂っていたんだなって事に気が付きます。すっごい舞台でした。
12月から2月までに、4作品観てきました。コロナで怖かったのですが、出来るだけ人が少ない場所を通り、一か所にとどまらない様にして向かい、劇場の中では一切話しをせず、舞台を観て、直ぐに帰るというようにしました。それでも、やっぱり渋谷とか池袋は恐かったです。行った後は、数日間、人と会わないようにしました。
早く、安心して舞台も観に行けるようになってくれると良いなと思います。緊急事態宣言が出て、少し感染が減ってきたかなと思ったら、ここ数日で、また増えてきましたね。気を抜くと、直ぐにぶり返して増えるというのが、凄く恐怖です。ウィルスが目に見えれば、対策も出来るのに、見えないから恐いです。
今日から3月に入りました。問題も多いですが、気を取り直して春を楽しみましょう。今月末には桜の開花も始まり、暖かくなっていきます。大勢では集まれないけど、少人数で少しだけ桜を愛でるのも良いかなって思います。
今日は映画の日。私は、沢山映画を観たいので、安い日にしか観ません。映画の日や、レディースデーを使って観ています。後は、ポイントを貯めて平日に観ています。皆さんも工夫して、安く、沢山映画を観てくださいね。映画に関してだけは、早く年を取って、シニア料金で観たいなぁって思うけど、まだ遠いかな~。(笑)
明日からは、また映画の感想を書きますね。