ミュージカル「プロデューサーズ」を観てきました。
ストーリーは、
ときは1959年6月。ニューヨーク・ブロードウェイのシューパート劇場では、「ファニー・ボーイ」が初日を迎えていた。ところが評判は最悪で、即打ち切り。この作品のプロデューサーこそマックス・ピアリストック。かつてはヒット作を世に送り出していたが、いまではすっかり落ちぶれて、破産寸前にまで追い詰められていた。
そんな折、マックスのオフィスを訪れた気弱な会計士のレオ・ブルームは、帳簿を調べるうちに、舞台が成功するより失敗したほうが利益を生むことに気が付く。それを聞いたマックスは、わざと舞台を失敗させて資金をだまし取るという詐欺を思いつき、ブロードウェイのプロデューサーを密かに夢見るレオを巻き込んで、最悪のシナリオ、最悪のスタッフ、最悪のキャsトを集めて、大失敗作を作り上げようと計画する。
舞台の資金はマックスのスポンサーである、ホールドミータッチミーたちから調達。ヒトラーをこよなく愛するフランツ・リープキンが書いた「ヒトラーの春」というハチャメチャな脚本に、最低の演出家であるロジャー・デ・ブリとその助手のカルメン・ギアのゲイ・カップル、主演女優には英語が話せないスウェーデン人で女優志望のウーラを迎える。
どこから見ても大コケ間違いなしの、史上最悪のショーが幕を開ける!?
というお話です。
本格的ミュージカルを久々に観に行きました。もー、とても満足な内容で、楽しかったなぁ。この「プロデューサーズ」は、随分前に映画で観まして、確か、レオがマシュー・ブロデリックで、ウーラがユマ・サーマンだったんです。凄く面白くて、好きな映画でした。その映画で、このプロデューサーズというミュージカルを始めて知りました。
その後、何度か日本でもミュージカル化されたようなのですが、私は観に行かず、今回、初めて観に行きました。演出を福田さんがやられるとのことでしたし、主演が井上さんなら歌も上手いし確実だし、その上、相棒のレオ役を吉沢さんが演じるとの事でしたので、これは行かなければと思って、行ってみました。
予想通り、面白かったですよぉ。楽しくて、明るいコメディミュージカルなので、もう、ずーっと楽しく楽しく観ておりました。井上さんが上手いのは、もう、言うまでもないですし、初めて吉沢さんのミュージカルを観たのですが、歌が上手くて驚きました。これ、練習したんでしょうねぇ。ミュージカル用の歌い方をしないと、よく聞こえないので、大変だったと思います。でも、とってもコケティッシュに演じていたし、可愛かったな。このレオの役は、真面目すぎて可愛く見えるところが良いんですもんね。
ウーラの木下さんも素敵でした。彼女も、とてもコケティッシュで色っぽくて、ユマ・サーマンに負けていませんでした。素敵だったなぁ。彼女の舞台、もっと観てみたくなりました。
あと、ビックリしたのが佐藤二朗さん。歌ってた!歌ってましたよ!思ったよりも、声も出ていたし、音も外れないし、ビックリでした。上手くて驚いた!彼の演じていたリープキンは、映画ではウィル・フェレルが演じていて、強烈な役でしたが、こちらも負けずに強烈でした。ドイツ軍のヘルメット、大きいのあって良かったですね。(笑)
本当に楽しめるミュージカルでした。華やかだったし、本当に、久々にこんなに心躍る感じを味わいました。ぴあ会員限定のマスクケース付きとかいう、お高いチケットを奮発して買ったので、前から4列目ほどで、凄く近くで観れて、嬉しかったです。
私は、このミュージカル、超!超!超!お薦めしたいと思います。私が観たのは、井上&吉沢版です。このミュージカルは、誰が観ても楽しくなって、幸せな気持ちになれると思います。舞台チケットがもし手に入るようでしたら、ぜひ、観に行ってみてください。もし、無理そうでしたら、映画版も素晴らしく楽しいので、ぜひ、観てみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「プロデューサーズ」