「ワウンズ 呪われたメッセージ」を観てみました。Netflixで観たのですが、主演がアーミー・ハマーだし、ダコタ・ジョンソンやザジー・ビーツも共演していたので、良いかなぁと思ったんです。
ストーリーは、
ニューオーリンズ。ある日の夜、バーテンダーとして働くウィルは、店で客同士の喧嘩に遭遇した。言い合いになり、一人が割った瓶で相手の顔を刺し、酷い怪我を負わせた。怪我をしたのは常連の男だが、店に来た時、既に酔っぱらっていた。
騒ぎの後始末をしていると、ウィルは客の一人が忘れていったと思しきスマホを発見する。若い男女が4人ほどで店で酒を飲んでおり、年齢を聞くと大学の学生証を見せたので、夜でもそのまま座らせていたのだった。
拾ったスマホを手に家に帰ったウィル。直ぐに警察に持って行こうと思ったのだが、既に深夜だったので、明日持って行こうと思っていたのだ。スマホを試しにいじってみると開けたので、店のバーテンダーだがスマホを拾ったという連絡を入れてみる。すると変なメッセージが送信されてくるようになり、気味が悪くなる。
次の日、恋人のキャリーにその話をすると、直ぐに警察に持って行くべきだと言われ、警察に持って行こうとする。しかし、不気味なメッセージの送信は次々と続き、警察に向かう車の中でも謎のメッセージに惑わされ、警察に向かう途中でスマホを何者かに奪われてしまう。
仕方なく、警察に行き、友人にその不気味なスマホの話をするのだが、情報が少なすぎる為に手の打ちようが無いと言われてしまう。
スマホは手元に無くなったのだが、ウィルの周りではおかしなことが起き続け、キャリーまでPC画面で催眠のような事をされてしまう。このままではマズいと思ったウィルは相手の学生を探し出そうと動き出すのだが・・・。後は、映画を観てくださいね。
この映画、何が目的なんだか、何やってんだか、よく解らなかったんですよねぇ。邦画の「スマホを落としただけなのに」の拾っちゃった方の視点なんですけど、拾った奴に嫌がらせをしているのか、ワザと拾わせて嫌がらせをしているのか分からないんです。最初から恨みがあった訳ではないと思うのですが、段々とそれも怪しくなってきて、本当は何だったのか、全く分からないんです。
バーテンダーのウィルは、閉店後に店にあったスマホを拾います。普通なら、そのまま店に置いておいて、問い合わせが無ければ警察に持って行くんだろうけど、何故か、ウィルは自宅に持ち帰ります。不思議でしょ。自分がオーナーだったり、店長だったりするなら、セキュリティの為に持って行くかもしれないけど、いち店員が勝手に持ち帰ったら横領ですよね。マジで変なのよ。
でね、スマホを光に宛ててパスワードを割り出して開くんです。この主人公の行動にも驚くんだけど、スマホを開いて、持ち主に”拾いました。”っていうメールを送るんです。すると、変なメールが届き始め、警察に持って行こうとするとスマホから何か幻覚のようなものを見せられて事故ってしまい、倒れているうちにスマホを取られてしまうんです。その後に警察に行って事情を話すんだけど、拾ったスマホを盗まれたって言うのもおかしいし、盗んだ人物や車のナンバーだって全く覚えてないんだから、いくら警察でも無理ですよねぇ。
スマホが無くなったから大丈夫かと思って家に帰ると、家のPCを見ていた恋人がネット経由で何か催眠のような事をされたらしく、意識を失くしていたような状態になっていて、それからウィルの周りには恐ろしい幻覚が沢山現れます。
この幻覚が問題なんだけど、店にいる時も、家に居る時も、人の家を訪ねた時も起きるのですが、あのゴキ●●が周りに溢れるようにワチャワチャ出てくるんです。それが何でなのか、全く解明されないのに、スマホを拾っただけなのに逆恨みされて、自分の周りがゴッキーだらけって状態になるという映画なんです。
この映画、はっきり言ってお薦め出来ないのでネタバレしてしまいますが、犯人も、謎も、何も解明されません。スマホを拾ったら、変な恨みを買って、呪いをかけられちゃったみたいってだけです。もう、何の解明もされないので、救いも無いし、一体、何だったの?っていう状態で終ってしまいます。誰も、何のフォローもしてくれず、観ている方は、部屋に一杯になってしまったゴッキーを見させられて終わります。マジでキモち悪かった。途中で止めたいと思ったけど、最後まで観れば解決するのかと思ったから頑張ったのに、何なの?!酷い作品でした。もし、観ようと思っている方、昆虫が嫌いならやめてください。凄い不快な気持ちにさせられ、ストーリーも何も解決しないので、その不快感が続きます。こればかりは、ぜひ、観てとは言えないので、観ないで良いと思います。