パパリ・ヴァレー  スリー・クヴェヴリ・テラスズ ルイカツィテリ №20 2020年。

ジョージアの東、カヘティ地方のグルジャアニ、アカシェニ、ムクザニの3つのPDOがまたがるアカシェニ・ヴァレーに2004年に設立された蔵元。

所有するのは9.3haの畑で有機栽培を実践、クヴェヴリを用いワインを醸す。 

オーナーで醸造家のヌクリ・クルタジ氏は元物理学者らしく、マラニ(クヴェヴリが置かれた醸造施設)は三層構造になっており、発酵から熟成まで、全て重力を利用してワインを移動している。

このルカツィテリは、破砕してプレス後、果皮、茎、種を85%程度残し、クヴェヴリで3~4ヶ月程度マセラシオン。

その後ワインだけを下の階層に移動し、別のクヴェヴリにて1ヶ月熟成、そしてさらに甕番号20番のクヴェヴリにて1ヶ月熟成。

最後にステンレスタンクに移し1ヶ月熟成させてからボトリング。

杏に枇杷、柚子、ヨーグルトに、アニスや粉のシナモンを感じさせる独特の風味。

綺麗なアンバー、とても良い。

毎年必ず飲むワインφ(..)