人生、いつ何時、何が起こるかわかりませんね。
10日ほど前、主人が転倒し、頭を強打して病院に搬送され、緊急手術を受けました。
術後、先生からの説明は、
「意識が戻らないかもしれません、また戻ったとしても植物状態になる可能性があります」というものでした。
前日まで一緒にいて、いつも通りのパパだったのに、
こんなことになろうとは!
でも、先生の話を聞いても、妙に平静な自分がいました。
私が取り乱すわけにはいかない!
これから起こることを受け入れなければならないのだから。
手術の翌日、奇跡がおこりました。
意識がもうろうとしている夫に「パパ、わかる?」と声をかけたら、
「〇〇やろう?」と私の名前を呼んでくれたのです。
そして手を握るとぎゅっと握り返してくれたのです。
良かった!
パパ、私がわかるのね。
でも、何日経っても意識はもうろうとしたままで、決して回復しているとは言えない状況が続いています。
先生の説明によると、髄膜炎(脳の感染症)を発症しているらしく、
髄膜炎を検索すると怖い情報が飛び込んできます。
お願い!
どんな障害が残ろうともかまわない!
生きていて!
私を一人にしないで!
主人が入院している長崎大学病院は、このコロナ禍でも一日に2人、15分の面会が許されています。
ありがたい!
福岡の病院だったら、いまだ面会謝絶と聞いているので、
長崎で良かった!
こうしてパパに会えるだけでもありがたい!
一日のうちの15分、
そのために長崎にいます。
東京から長男が、
福岡から長女と次男が、代わる代わる長崎に来てくれて、
私を支えてくれています。
頑張れパパ!
祈りの日が続いています。