ブログを始めたばかりですが、今日はとてもショッキングな出来事がありました。
私の担当患者さんが詐欺被害に遭われてしまったのです![]()
被害額は300万円。内容は、警視庁の刑事を名乗る者からの電話によって、指定の場所で現金を渡してしまう典型的な詐欺です。
自分の住む地域にも詐欺が身近にあって、今も受け子がその辺をウロウロしているかと思うと身の毛がよだつ思いでした。
患者さんもかなり驚きショックだったことと思います…。なんせその300万円はその患者さんのほぼ全財産だったのですからね…。
精神科の患者さんの中には、気が優しく、人を信じやすい方が多くいらっしゃいます。性格や気質が発症の原因ではありませんが、体感としては特に統合失調症の方やうつ病の方の中には心優しく、人に親身に優しくされると信じてしまう方は多いと感じます。(もちろん真逆の方もいらっしゃいますよ。)
特に一人暮らしや生い立ちで家族との関わりが乏しかった方は、詐欺の電話でも「親身になって聞いてくれた」と感じやすいようです![]()
メールでの被害も良く聞きます。ロマンス詐欺は、恋愛妄想がある方で本当に芸能人から好きになってしまったと信じ込んでしまい、お金を振り込んでしまったケースがあります。その方は詐欺だと分かると、抑うつ状態でご飯が食べられなくなってしまい、結局短期間の入院になってしまいました。
本当に詐欺グループは社会的弱者のみならず、今や闇バイトを雇う強盗も一般市民を脅かすおぞましい存在です![]()
PSWは仕事でこういった詐欺被害の場面に遭遇することが度々あります。
警察とは29条通報の連携もありますが、詐欺被害の場面でも患者さんが対応できない場合には代わりに連絡を取ることがあります。警察の方優しい方もいれば怖い口調の方もいらっしゃるので、やや緊張しますけどね![]()
(余談ですが入職2~3年目の頃、知的障害について全く知識のない刑事さんに1時間くらい障害を理解してもらうのに苦戦して、刑事さんの怖い口調にメンタルやられて3日間くらい引きずったことがあります。警察の方とのエピソードはまた別記事でかけそうなくらいありますね。笑)
こういった時、私の場合、やはり患者さんほどではないですがやはりちょっとショックを受けます…。
冷静に「あ~。」と他人事で聞き流せるPSWの方ももちろんいらっしゃるでしょうが、私は患者さん理解のために一度ご本人の気持ちを落とし込むように心がけているので、最初は驚きショックを受けますが、引きずりはしません。実際は私が被害にあったのではないですからね。
対応や頭は冷静になるように意識します![]()
当たり前ですが、患者さんと一緒にパニックになっては患者さんに不安を与えてしまいます。
面談の場面では被害を受けたご本人の気持ちや精神状態を確認します。
あまりにも動揺して不安、恐怖が増大している場合には早めに主治医の診察を受けるよう助言します![]()
ご本人が落ち着いて話せるご様子であれば、警察への被害届を促します。
ただし、被害届を提出したとしても、詐欺で失ったお金はほぼ100%戻ってこないことも伝えておかねばなりません。
その後は現実的な金銭面での今後の生活を一緒に検討します![]()
生活にはどのくらい影響するのか、やりくりできるのか、家族がいる方には家族に話せるのか、しんどくてどうしようもない、一人でいられないという時には主治医に相談して、本人が希望すれば一時入院なども考えていただきます。
残念ながら今日被害に遭われた患者さんはほぼ全財産を失ってしまったので、障害年金だけでは生活できず、今後はやむなく生活保護申請を検討せざるを得ない状況です![]()
詐欺被害はこうやって人の人生を大きく変えてしまうこともあるのです![]()
週末の出来事でしたので、残念ながら続きは週明けに対応することになりますが、今も次の詐欺被害の可能性もある中、一人夜を過ごしている患者さんのことを考えると気がかりでなりません。
固定電話も今や危険な状況です。昔個人情報もそこまで言われていなかった時代に出回っていた個人宅の番号が乗っている電話帳もあるようですから、患者さんの二次被害を防ぐためにも携帯電話をお持ちであれば、固定電話の解約をお勧めします![]()
【PSWノウハウメモ】
市町村によっては主に65歳以上の高齢者が迷惑電話防止機能の付いた固定電話を購入する際に助成金が出る場合があります。お住いの自治体ホームページをご確認ください![]()
