先週の金曜日から日曜日まで、家元講習会が開催され、私は土日の2日間参加させてもらいました。

前半は新曲「博多みやげ」のお稽古、その後は名取課題曲の「寿」、師範課題曲の「梅の栄」

後半には家元から「教え方教室」がありました。


日ごろ使っていない脳細胞をフルで使って、新曲を少しでも習得して帰るために集中力を高めましたが…

カラダが思うように動かない…

芸の長年の積み重ねは、こういう時こそ発揮されるのですね。
皆さん、凄い!!!
私は、周りの大大大諸先輩方を横目で見ながら、なんとか付いていくのがやっとの事でした。

指先、足先、目線の細かい所に気を配り踊る事。
客席から自分がどのように見えているのか想像しながら踊る事。
その些細な気の配り、意識の持ち方一つで、踊りが変わる事。

日々のお稽古はとっても大事ですね!泣

いつものお稽古場では味わえない刺激と緊張感。

お家元からの教え方教室は、これから始まる子ども教室に役立つ内容で、非常に勉強になりました。

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これから、私たちが伝統文化を継承していくには、古い物を新しく変えるのではなく、伝統はそのままで、伝え方を変えていく事が必要との事。


なぜ、踊りが良いのか?
どんな事にメリットがあるのかを、人それぞれのライフスタイルに合わせて、「やってみたいな」と興味を持ってもらえる事が大事。

そこを、上手く説明できるように…


自分は、子ども時代は半強制的でしたが、33歳の大人になった今、ようやくこのような道を教えてもらった事に、感謝の気持ちを感じています。


想い返せば、学生時代は、日舞で学祭を盛り上げたり!
友達の結婚式の余興で踊って盛り上げたり!
芸は意外となんだかんだ役立っていました。笑

今は家と保育園と職場の往復であっという間に一日、一週間が過ぎてしまうけど、そんな中でもお稽古をしているひとときは自分の癒しの場になっています。

3年前に西川流の師範職を得て、今後は自分の成長と共に、少しでも多くの方々に日舞を伝承するお手伝いを、母と、やっちゃんこと康之輔さんと、之恵の会のメンバーと共に尽くして行きたいと改めて思うこの頃です。

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今回、無事に、師範を取って3年間の講習を終了出来ました。

小さい子どもを持ちながら、今の自分がこのような事をできているのは、自分ひとりでは到底出来なかった事です。
いつも稽古場で支えてくださっている仲間のお陰です。
感謝してもしきれないほど、いつも感謝しています。


多くの皆さんの生活の中で、少しでも日舞をしている時間が癒しの時間になるように。

自分も微力ながら力になっていきたいと思います。



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愛之助