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現代を生きる女性の笑顔を咲かせるお手伝い

幸縁ノ縁がわ

ゆきえのえんがわ

yukieです。

 

「〇〇してあげたのに」

「私だけ頑張ってる」

「こんなに尽くしてるのにわかってくれない!」

 

パートナーに対して

そんな気持ちになったことがある方は

少なくないと思います。

 

パートナーは身近な人。

でも他人。

 

文字にすると少し冷たい感じもしますが

パートナーシップにおいて大切な気づきです。

 

自分では「当然」と思っていることが

パートナーにとってはそうでもない、ということは多々あります。

 

「当然」と思っているが故に

言葉で確認する機会すらなく

その意識の違いの上に生活が築かれていく。

 

最初のボタンを掛け違え、気づかずに最後まで到達すると

なんとも奇妙な見た目になります。

 

できることなら早いうちに気が付きたいものですよね。

 

自分の奥底に入り込んでいて気が付かない「当然」って、大人になると山のようにあります。

 

例えば私の話です。

 

私は寝ることが大好きでした。

 

会社員時代は、自身のパフォーマンスを保つため、睡眠を超重要視していました。

 

睡眠不足による集中力の欠如や、イライラが、とっても嫌でした。

 

そんな私が退職し、妊娠、出産。

生まれてきた息子は、まぁ、まったく寝てくれない子でした。

 

当時の私は、無意識のうちに

私自身の「当然」を夫に当てはめます。

 

「仕事の前日はしっかり寝たいはず。休みの日はゆっくり寝ていたいはず。」

「寝不足で仕事に行かせるわけにはいかない」

「息子の泣き声で夫を起こすわけにはいかない」

 

育児のドタバタを書くと話が逸れてしまいますので

機会があれば書くとして

 

結局息子は、3歳頃までまとめて寝る、ということをしませんでした。

 

その間私は前述の思い込みを更新することなく

 

夫が仕事に集中できるようにと配慮しているつもりで

 

自分自身はどんどんストレスが溜まり、どんどんイライラしていきました。

 

 

息子が4歳になり

それまでよりは寝てくれる日も出てくるようになったある日

とんでもない事実を知りました。

 

夫は、睡眠不足で仕事に行くことを、あまり気にしていない、ということでした。

 

そりゃ、ベストな状態で行けることにこしたことはないのでしょうが

 

私が思うほどの重要視はしていなかったということを知りました。

 

そして、さらに衝撃だったのは

夫が「私は1人で育児をやりたがっている」と感じていた、ということでした。

「自分(=夫)にあまり手出ししてほしくないんだ」と思っていたと。

 

もうね、絶句とはこのことだ、と思いました。

 

自分が、睡眠不足で仕事へ行くのがイヤだと思う人間だった。

だから、パートナーを寝不足にしてはいけないと思った。

 

自分が、何よりも仕事優先の人間だった。

だから、パートナーにも仕事に集中できる環境を整えなければと思った。

 

そんな繰り返しで

私は私自身の首を絞め続けていました。

 

パートナーへの配慮のつもりで。

気遣いのつもりで。心遣いのつもりで。

どんどんどんどん自分の首を絞め続け、イライラを募らせ

その様子から夫は、自分が育児から締め出されていると感じていたとガーン

 

お互いの誤解が解けたら

この頃、咳喘息の発作を毎晩のように繰り返していた息子の看病を、交替で行えるようになりました。

 

私はものすごく救われました。

 

 

相手を気遣おうとして、逆に自分自身が苦しいとき。

 

そこに、あなたの「思い込み」がないでしょうか。

 

その気遣いは、心遣いは

パートナーにとって、本当に必要なものでしょうか?

 

あなたが苦しい思いをせずに、笑顔でいられるならば

 

その気遣いの方がいらないものだったということもあるかもしれません。

 

苦しいな、辛いな、無理が続いているな、と気づいたら

 

少しだけ立ち止まって

 

自分がどうしてそう思うのか?

どうして無理を続けているのか?

自分の心をのぞいてみませんか。

 

その結果

「やっぱり多少の無理をしてでも続けたい」と思うことであれば、自分の責任で。

 

今まではこう思って続けてきたけれど

これから先も続けていくのはちょっとしんどい、という時は

 

パートナーに伝えてみてもいいかも知れません。

 

もしかしたらパートナーから

「ずっと、そんなに無理しなくてもいいのにと思ってた」

なんて言われることも、あるかも知れませんクローバー