今から14年前、癒しを与えるセラピストという天職に巡り合いました。


セラピストになるきっかけになった「アーユルヴェーダ」について書きます。

 


当時は、まだあまり知られていなかったインドの伝承医学。


この頃は、まだ自分を大切にするなんてこと考えたこともなかったから、自分にも他人にも優しくできず、荒んでたなぁ・・・^^;

 

 

 



 

36歳、2歳と0歳の育児に追われるパート主婦の私は、産後クライシスと育児ストレスで毎日を悶々と過ごしていました。

 

 

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産後クライシスとは?

出産後に夫婦ともに互いへの愛情が急速に下がる現象のことを指します。特に妻から夫への愛情の低下が大きいことが特徴です。その後夫婦の努力により夫婦関係が改善する場合もあれば、最終的に夫婦関係が破綻してしまい、離婚に至る場合もあります。

 



 

 

 

当時、夫は飲食店で深夜まで働いており、家事と育児に追われるストレスフルな毎日。


夫婦の衝突も激しくエスカレート。八方塞がりの私に転機となる出逢いが訪れました。


精神・肉体の疲労が爆発寸前の時に、「癒されたい…!」とふと立ち寄ったサロンのアーユルヴェーダマッサージに衝撃。


「人の手がこんなに温かくて気持ちいいものなのか???」


と感動。疲れた私を心身ともに癒してくれました。


アーユルヴェーダの奥深さを知るうちに、「このすばらしい感触を誰かにも伝えたい!」という気持ちが強くなり、本場インドで学んだオーナーに師事、セラピストになる決意をしました。

 

 

 

 

アーユルヴェーダとは 

 

 

 

 

アーユルヴェーダ(AYURVEDA)とは、インド古来の言語=サンスクリット語で「生命の科学」 を意味します。


世界最古の癒しの体系とも呼ばれるアーユルヴェーダはインドの伝承医学として、世界中の医療や美容法に影響を与えてきました。


約5000年以上前、人間が物を所有しはじめ物欲が生まれてくると、豊かさとともに病や苦しみが人びとの身体に入り込んできました。


苦しんでいる人々を助けたいという思いやりの気持ちから、古代インドの聖者たちがヒマラヤ山脈の麓に集まりました。


聖者たちは深い瞑想をする中ヒンドゥー教の神であるブラフマー神からの啓示を受け、生命の根本法則を見出し、一つの体系にまとめあげたものがアーユルヴェーダといわれています。
 

 

 

 

アーユルヴェーダの究極の目的 

 

 

 

 

アーユルヴェーダの究極の目的は「人生を楽しむこと」にあります。

 

  1.  自分の生きる役割が見つかる
     
  2.  前向きに生きることができる
     
  3.  お金に困らない
     
  4.  若々しく元気でいられる
     
  5.  素晴らしい友と巡り合える
     
  6.  愛する人と巡り合える
     
  7.  満足した生涯を送ることができる
     
  8.  何事にもとらわれない


 

心・体・魂のバランスを整えることに重きをおくアーユルヴェーダには、自分らしくいきいきと健康で美しく幸せに生きていくことの知恵がいっぱい詰まっています。


 

また、植物の力が健康と幸福をもたらすことに大いに役立つとの考えから植物の実や種から採取した自然の植物オイルを使ってのマッサージは理想的な潤滑油です。


エッセンシャルオイル(アロマオイル)と組み合わせることにより、さらにマッサージの効果を高める伝統は何千年経った今日も受け継がれています。

 

 

 

 

宇宙をつくる5つの元素 

 

 

 

 

アーユルヴェーダでは、すべてのものが五大元素(パンチャマハーブータ)である「空・風・火・水・地」からなると考えられており、宇宙のあらゆるものを構成しているとされています。


宇宙も自然も人間も、同じもので構成されたひとつのものだと考えます。


宇宙の創造においては、最初に空があって、風ができ、次に空と風から火ができて、空・風・火の3つから水ができ、空・風・火・水の4つから最後の地が生み出されたとされています。


人間には五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の器官である「目・耳・皮膚・舌・鼻」という感覚器官があります。それぞれが外部エネルギーの状態を感じて、体内に吸収します。五感が感知するエネルギーは、五大元素であるといってもいいでしょう。

 

 

 

空は空間


■聴覚を司る

空はどこにでも存在し、入り込む性質のある要素。宇宙に存在するすべての物質に存在の場を提供する。

 

 

 

風は動き

 

■触覚を司る

風はすべての生物や生命を維持するのに必要な要素。風があるから火は燃える。風は物体を動かし、乾燥させる性質を持つ。

 

 

 

火は燃える

 

■視覚を司る

太陽と火は、自然エネルギーの最大の供給源。太陽は温度と光を与え、温める性質を持つ。そして代謝を行う。

 

 

 

水は冷ます

 

■味覚を司る

水は生命維持に必要不可欠。水は流れをつくる。冷ます性質がある。

 

 

 

地は固める

 

■嗅覚を司る

食べ物やその他の物質は、地の成分を多く含む。物を安定し、結合させる性質を持つ。

 

 

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人間も自然の一部であり、すべてこの五大元素が司どっています。

 

 

五大元素の割合は人や物によって異なり、その割合によって体質や性格、個性までもが決まるとされています。

 

 

人間には五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の器官である「目・耳・皮膚・舌・鼻」という感覚器官があり、それぞれが外部エネルギーの状態を知覚して、体内に吸収しています。

 

 

五感が感知するエネルギーは、五大元素であるといってもいいでしょう。


健康な体の中では五大元素がバランスよく調和、作用しています。

 

 

 

今の自分を知るアーユルヴェーダ的体質診断 

 

「ドーシャ」と呼ばれる3つのエネルギー(風・火・水)で読み解く体質診断があります。
 

  • 「風=ヴァータ」・・・風のように軽くてよく動くエネルギー
     
  • 「火=ピッタ」・・・火のように熱くて、鋭いエネルギー
     
  • 「水=カパ」・・・水のように冷たくて重いエネルギ



自分がどんな体質なのかがわかります。


ベルアーユルヴェーダ診断書(出典元:BIOPLEサイトより)


ぜひチェックしてみてくださいね。
 

 

 

 

アーユルヴェーダ式オイルトリートメント 

 

アヴィヤンガ

 

オイルを使った全身のトリートメント。


私どもでは、「セサミオイル(ごま油)」を使用します。


たっぷりのオイルを手のひらになじませ、ゆっったりと且つダイナミックに大きく包み込むようなマッサージを施します。


ロングストローク、ショートストローク、フィンガータッチなど多様な手技を使い分けながらデトックス効果を発揮します。



オイルは拭き取らず、そのまま浸透させることがおすすめです。

 

 

 

シロダーラ

 

第3の目といわれる額の中心の「チャクラ」に、人肌より少し温かいオイルを少しずつつ一定量をで垂らし続けることで瞑想状態へ導く究極のリラクゼーション。


脳へのマッサージとも呼ばれます。


脳を活性化させ、美髪・美肌・健康美へ効果を発揮します。

 

 

 


 

 

ワンランク上の極上品質 セサミオイルについて 

 

 

 

 

ゴマには優れた抗酸化作用があり老化を防ぎます。


化学薬品を一切使わない安心・安全な圧搾法で絞ったキュアリング(加熱処理)済のセサミオイルにすっきりとした香りのローズマリー、フローラルな香りのネロリ、華やかな香りのローズなど厳選した9種類の天然精油をオリジナルの配合でブレンドしたハンガリアンセサミオイルです。


さらっとした使い心地で血行を促進させ、お肌のハリ、ツヤをもたらします。華やかな中にも落ち着きのある癒しの香り、リラックス感が高まるオイルです。
 

 

アーユルヴェーダからインスパイアされた、ボディ(身体)マインド(心)スピリット(氣)のバランスを整え、本来の健康美を取り戻し、自分らしく自由に生きる楽しみを感じていただけるようにお手伝いいたします。

 

 

 

※現在、アーユルヴェーダトリートメントメニューはお休みしております。

 

 

 

 

王妃が愛した香り

 

14世紀、ハンガリー王妃エリザベートは高齢のため健康を害しましたが、修道院で作られたチンキ(ローズマリー等のハーブをアルコールで漬け込んだもの)を肌に塗る事で、みるみる元気になり若々しさを取戻したと伝えられています。

 

 

 

9つの天然アロマエッセンス配合

 

ローズマリー・ネロリ・ローズ・メリッサ・マージョラム・クラリセージ・サンダルウッド・フランキンセンス・ペパーミント

 

 

 

敏感肌のお客様へ

 

お肌の敏感な方には赤ちゃんのベビーマッサージでも使用している防腐剤・合成化学成分無添加のピュアタイプのセサミオイル をご用意しておりますので、安心して施術をご利用していただけます。

 

 

 

 

 

セサミオイル1本で3役!シンプルビューティケア 

 

 

 

 

① メイク・毛穴汚れ落とし

 

オイルを顔全体になじませ、ウェットコットンでふき取ってから、洗顔します。メイクだけでなく、毛穴に詰まった汚れなども浮かせて落とします。

 

 

 

② 美容オイル

 

洗顔後、化粧水を付ける前にオイルで肌を整えてください。肌のキメを整え、化粧水(水分)が角質層に浸透しやすくなります。

 

 

 

③ マッサージ

 

顔や身体のマッサージオイルとしてお使いください。かかとなど乾燥している箇所にもマッサージしながらすりこんでください。血行が良くなっているお風呂上りがオススメです。

 

 

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私はごま油が好きすぎて、食用ごま油から美容オイルまで、ごま油にまみれています。^^

 

  • 45歳でエスティシャンをやめ、脱ファンデーション、ミニマムメイク
     
  • 48歳からセサミオイル+化粧水のみのシンプルケアでツヤとハリを取り戻しました



ゆとりが増え、コスパ抜群!飲む&塗るごま油でつやつやお肌と髪がよみがえります。

 


不老長寿の秘薬とされ、「食べる丸薬」と言われる優れた栄養食品の「胡麻(ごま)」。


とにかく、美容と健康維持に効果発揮するごまのパワーはすごいです!

 

 

 

 

 

 

 

暮らしにアーユルヴェーダを 

 

 

オイルでうがい(オイルプリング)

オイルプリング(ガンドゥーシャ)とは、植物オイルでうがいをする口腔ケアです。

植物オイルでうがいをすることで、お口の中の環境を整えるのを目的として行われています

加齢などにより唾液が減少してくると菌が繁殖し、寝起きなどの口臭が強まります。

オイルでうがいすることにより、唾液の分泌を促し、口臭を防ぎ、ドライマウス対策になります。

 

 

 

鼻うがい・鼻洗い

セサミオイルを鼻の穴に塗る「鼻うがい・鼻洗い」もアーユルヴェーダではポピュラーな健康法です。

鼻から細菌やウイルスの侵入を防ぎ、保湿効果が高まります。

 

 

 

インドハーブで有名なヘナカラーは白髪染めや頭皮マッサージに効果的

 

 


ヨガ・瞑想

アーユルヴェーダの智慧であるヨガや瞑想で自分と向き合い心を穏やかに沈めます。

 

 

まとめ:アーユルヴェーダは人生を楽しむこと 

 

アーユルヴェーダの究極の目的は「人生を楽しむこと」にあります。


自分の人生をより幸せに豊かにするための智慧がいっぱいつまったアーユルヴェーダ的ライフスタイル。


自分を知り、自分を喜ばせること。


健康的に美しく・・・毎日いきいきと心地よく過ごしていきましょうね。^^
 

 

 

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■参考資料

*10歳若返る魅惑のアーユルヴェーダオイル美容メソッド(川崎雅代)
*アーユルヴェーダ式ヘッドマッサージ(メアリー・アトキンスン)
*黄金のアーユルヴェーダセルフマッサージ(蓮村誠/臼井幸治)

 

 

 

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最後までお読みいただきましてありがとうございます。