小さい頃から英語はじめると日本語が遅れるとか、
日本語もちゃんと話せないのに英語なんて…
といった意見も聞きました
でもここ最近は、
言語の学習をはじめるのは早いほうがいい
という考えが定着してきているように思います。
ではどうして早い方がいいのか?
自分の頭の整理のためにも
ここでまとめてみます
幼児・小学生から英語学習を始めるメリット
①子どもは「耳」「口」「脳」がとてもやわらかいので
・多量の未知のことばに平気で対応することができる【類推力】を持っています
・聞いたものをそのまま真似るという大胆さがあります=【模倣力】
↓
◎英語に対して抵抗感なく親しんでいくことができます
◎理屈なしにことばを受入れて、驚くほどの吸収力を見せてくれます
◎音を聞き分ける能力に優れており、自然な発音を身に着けることができます
このような子どもの特性を学習能力の側面から【条件学習能力】といいます。
言語形成期にある10歳までは、
この能力のほうが【概念学習能力】(言語を概念的にとらえ理屈で習得しようとする能力)
よりも明らかに優れています。
私たちが中学校から学んでいた英語は完全に概念学習ということになります。![]()
英単語を必死で単語帳で覚えたり、英文を英和辞書を片手に日本語に直していましたよね。![]()
主語がSheやHeになると動詞に三単現の'S'がつく。
なんで?って疑問に思いました。
理屈で習得しようとしているからです。
関係代名詞、付加疑問文、現在完了進行形…
英語の文法を説明する難しい用語たち、
これで英語をキライになった人も多いのでは??
②はやく始めればそれだけ長く時間をかけて定着させることができます。
子どものうちから英語学習を始めるということは、長期的にみて大きなプラス効果を生み出します。
早く学習を始めればそれだけ長く学習でき、
英語の吸収量を増やすことができます。
単語や表現を頭に詰め込むのではなく、
長い時間をかけて十分体にしみ込ませながら学習を進められます。
「英語は使うもの」という感覚を身に着け、心をこめて使わせるためには、英語に対して「勉強の対象」
という視点が強まってしまう中学校以前に始めるのが良いです。
学校の試験のために英単語や教科書の英文を詰め込む。
英語が楽しいと感じるわけないです!
I
そして中学生で学習を開始する生徒たちに比べると
・音声面での識別が明らかに優れている
・学習の動機づけも非常に高い
という検証結果が出ています。
また、対話のつなぎの技能やとっさのひとこと表現などが即座に出てくるという点もプラス効果になります。
大学で言語習得学や言語学を履修してましたが、
改めて納得。
さすが子ども英語について研究されてるだけある
専門用語も入りましたが
英語をいつからやらせよう?と考えているママたちの
参考になるとうれしいです