青森では、もっと時間を割けばよかったと後悔しているところがあります
青森県立美術館です
ここにはシャガールの描いた舞台背景画があります
1942年 シャガールがアメリカに亡命中に描いたバレエ「アレコ」の背景画4枚のうちの3枚です
縦9メートル横15メートルの巨大な絵で、そのためのホールに展示されています
写真は青森美術館のHPより
このバレエは 現在のNYのアメリカンバレエシアターの前身
バレエシアターがメキシコで上演したものです
原作はプーシキンの叙情詩
音楽はチャイコフスキーのピアノ曲
これを元に、レオニード・マシーンが振り付け
シャガールが描いた絵の前で踊っていたわけです
夢のよう・・・
それも1942年ですよ!!!
世界の時代背景
当時 アメリカでは まだまだ未熟なバレエ文化
レオニード・マシーンにとって どんな時代であったか
(詳しくはバレエ・リュスが参考になると思います)
ユダヤ系ロシア人のため、フランスからナチスを逃れ
アメリカへ亡命していたシャガールの望郷の念
(サンクトペテルブルグがモチーフになっている絵がある)
さまざまなことが想像されて、胸が熱くなりました
この美術館が開館された当時、このバレエが上演されたようですが、
是非再び再現していただきたい
といっても、あとの1枚はフィラデルフィアにあるそうですが・・・(涙)
その他この美術館には、
現在横浜美術館でも公開されている 奈良美智の作品や
棟方志功の作品などなど、魅力的なものがいっぱいありました
もっともっとゆっくり見たかったぁ・・・涙
青森へいらした際は、必ずお立ち寄りください
決して後悔させませーん