芙蓉グループの季刊誌エフのトップインタビューを担当して、10年以上経ちます。
今春、片倉工業の竹内社長にインタビューした時、群馬県の富岡製糸場の歴史をうかがいました。
現在は、世界遺産暫定リスト記載となっていますが、明治の殖産興業政策だったこの製糸場が担った日本の近代化の歴史は、いま、やっと人々に明らかになってきたように思います。
この歴史に魅せられ、ぜひ見学したいと思い、「1泊2日大人の社会科見学」となったのです。
初日は、高崎から信越本線で磯辺へ
翌日 信越本線で横川へ向かいました。
その後、タクシーで15分 めがね橋へ(明治26年に横川~軽井沢間の建設された、旧碓氷線の鉄道施設で国重要文化財)
その後 碓氷湖に寄る
ふと、地図を見ると「霧積温泉」という文字が目に入る
そうだ、霧積だ
「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね・・・ええ、夏 碓氷峠から霧積に行くみちで、渓谷へ落とした、あの麦藁帽ですよ」
ジョー山中の「Mama Do you remenber...?]
憶えていますか?作家森村誠一の「人間の証明」です。
30年以上も前の記憶が一気に蘇り、どうしても霧積に行きたくなりました
碓氷湖からタクシーでおよそ30分、すれ違うことも出来ないような山道を進むと、やっとたどり着いたところが
鄙びた温泉、霧積温泉でした。
こんな看板も
あの詩は西条八十が書いたものだったのですね。
昔は湯治場として人気だったようです。
今でも趣のある六角風呂があります
思いも果たせ満足々
霧積を後にし、横川へもどります
横川といえば そう、峠の釜飯です
峠の釜飯 子供の頃から、いったい何回食べたのでしょう・・・
あの、お釜は私のおままごとには欠かせなかったし、母にせがんで、私のためだけにご飯を炊いてもらった事は、4人兄妹の私には特別扱いのようで、うれしかったものです。
今も変わらない、懐かしい味でした。
さぁ、お腹いっぱい
いよいよ、目的地 富岡製糸場へ向かいます
続きは後編で・・・ネ