お読み頂きありがとうございますm(_ _)m


元旦の夕刻、マルタ(&シチリア少し)への家族旅行から無事帰国しました〜😊✨

(到着1時間ほど前に起きた能登半島の惨事を空港で知りました。一刻もはやい復旧を心よりお祈り申し上げます。)


〈総括〉

まあ、いろいろとありました。息子のスクーリングの予定が初登校日の前日にしか分からなかったので周到に計画なんかできず、スクーリング終了翌日のシチリアツアー以外何にも考えてませんでしたが、マルタは小さいし滞在期間中の雨予報は無かったので想定外があっても何とかなると踏んでいました(そのことを往路で主人に伝える形になり、石橋を3度叩いて渡る派の主人を大いに苛つかせ怒らせ、言い返したいのをぐっとこらえ、笑顔笑顔😊と自分に言い聞かせるのにエネルギーを要しました)。


案の定着いてしまえばセントジュリアンのホテルからはどこへでも観光に出られ、どこへ出向いても美しかったので、私の中では日本でフェリーやツアーの入金まで済ませている最終日のシチリア3都市ツアーの成功が、「翔びます!第3弾」の成功にかかっていました。


はじめての国の港から朝5時のフェリーに首尾良く乗れるだろうか?

シチリアに渡れたとして帰りのフェリーにちゃんと乗れるだろうか?(1日に数便の最終便だし。欠航とかないだろうか?翌日のマルタからの帰国便に支障ないだろうか?)

夜の23時ごろ子連れでバレッタ港に到着して大丈夫なんだろうか?


穏やかな天候やタクシーの便利さやフェリーが比較的大きくちゃんとしていたことからそれらの心配は杞憂に終わりましたが、想定外は娘の体調不良でした。


主人が前日のバレッタから娘とホテルにとんぼ返りして娘を介抱してくれたおかげで、何とか持ち直し、ツアー中は胃が空っぽで力が出ない娘を主人が時におんぶしたり励ましたりしてくれたので、朝4時にホテルを出て24時に戻る弾丸ツアーを家族で楽しむことができました。

(そのことについては、帰路「パパのおかげでシチリアに行けてありがとう」と伝えることが出来ました。)


実はもう一つ、大きな想定外が日本で起こりました。

動物のお医者さん兼のペットホテルに預けていたリクガメ🐢が体調不良につき入院😥になる旨連絡が入ったのです。3日目でした。

卵詰りを起こしていたようなのです(メールでレントゲン写真を送って頂きました。何も食べず動かなくなってしまったので確認して下さったそうです。卵が消化管を圧迫していたようです)。



↑大きな卵が3つあります。苦しかっただろうね~😥


ペットホテルモードから入院に切り替えて頂き、できることは一通り治療して下さいとお願いし、今から帰国しても何もできないのであとはプロに任せましょうということに。毎日メールで経過をご報告頂けたので安心できました。

翌日注射治療で無事産卵し、少しずつ動くようになってきたけどまだ何も食べないというところで帰国し、病院の環境がストレスとも考えられるので1週間ほど自宅療養で様子見となりました。

引き取り後、息子から早速大好物のシャインマスカットを与えると、いつものようにがっつくことなくゆっくりではありましたが、食べました〜😂✨

息子とリクガメは相思相愛なので、食欲に関しては精神的なものも大きかった模様です。

まだまだ本調子ではありませんがやるべきことをやって見守りたいと思います。

ところで、

リクガメの産卵は夏場なので、卵詰りにかなり長い期間気付かないでいたことになります。旅行に行かなければ治療が遅れたかもしれません。

(家ではひところより選り好みはあるもののそれなりに食欲があったので気づくはずもなく)

爬虫類ショップではなく、獣医さんがやっているペットホテルに預けたことも幸いでした。(場合によっては知人に鍵を託して餌だけやってもらうことも考えてましたがとんでもなかったです😓)

リクガメは温度管理さえしっかりすれば非常に飼いやすく1ヶ月くらい食べなくても平気なのですが、その分内科的な不調に気づきにくいので、旅行がきっかけとなり診療してもらえたのは本当にラッキーでした。

4人で7泊9日の海外旅行(円安時😓)+リクガメの年末年始にかけての入院と、尋常でない出費ではあったものの、得られた経験、培われた絆、救われた命は正にプライスレス✨でした。

ありがとう。ありがとう。本当にありがとうございました🙇



〈おまけ〉旅行メモ追記

今回は主として自分メモのために記録しましたが、はじめての場所だったのもあり他の方のマルタやシチリアのブログがたいへん参考になり(特に、状況は1〜2年で変化するので新しい記録ほど参考になりました。長い旅行紀ブログの中のちょっとした記載や写真に助けられました)、自分も多少なりとも今後出かけられるどなたかの参考になるのではと、冬季のマルタ・シチリア旅行の役にたちそうな情報をまとめておくことにしました。

(長いです😅)


〜マルタ〜

・マルタへ(Emirates)

 マルタへは直行便はないようで、日本航空やトルコ航空などの選択肢があるなか、日程的にやむを得ずドバイのエミレーツ航空を選択しましたが、遠かった😓

22時間ですよ。

成田から10時間後ドバイで2時間のトランジット。それだけでなくマルタまでは途中キプロス島に着陸し2時間ほど機内で待機(よく知らなかったしウオーニングもなかったのでモニターのGPSライブ画像を見ていた息子の助言がなければ降りちゃうところでした😓)

ただ、機内食もサービスもめちゃくちゃ良かったです。長いのでドバイ成田間をプレエコにしたのも幸いでした。結構寝られました。

乗客は少なくゆったりできました。

世界最大の国際空港と言われるドバイの空港も興味深かったです。

(でも移動時間は短い方が良いですね)


・気候

  年間を通じて穏やかで、冬場も13 〜17℃と、深夜でもコート無しで歩けますが、大半の人はダウンを着てマフラーをしていました。年間穏やかな気候なので寒さに極端に弱いのだそうです。(屋外で泳いでいるのはたいてい北欧のやつらだとか😅)日本から着ていったダウンを着て歩いても浮くことはありませんでした。

冬場に降水量が最大になるらしいので雲は多めでしたが曇の日でも街も海も美しかったです✨


・交通

  鉄道がないので小さい子連れはレンタカーかバスかタクシーになるようです。(学生や大人だけならレンタルの自転車、スクーター、キックボードなども便利なようです。キックボードに乗っている観光客をたくさん見かけました)

  英国領だったマルタは日本と同じ右ハンドルなのでレンタカーも考えましたがやめといて良かったです。

 まずバスとUberタクシーなどが非常に便利で島全体で東京23区の半分の広さなのでカーレンタルの方が高くつきます。

また、古い街並みなので道幅が狭く、ないに等しい歩道でしかも工事だらけ。さらに、マルタは信号がないんですが運転手の自己主張が強め(あ、ただ歩行者には超親切で、道路を渡ろうとすると100%止まってくれます)なので私には無理だと思いました。


バスは主要都市間は早朝から深夜まで頻繁に運行していて、どこまで行っても€2なのでお得でしたが、結構混んでいて座れないことも多々ありました。バスの中でFree Wi-Fiが使えるのはポイント高かったです。

(Uberなどのタクシーも、ワイファイは備えているはずなので、言ってみれば使わせてくれるかもしれません。私たちもBOLTの運転手に言ってみたらWi-Fiのパスワードを口頭で教えてくれました


バスは時刻表を確認するよりTallinjaというアプリで行きたいところを入力するのが便利でした。


タクシーは本当に便利でした。

息子のスクールの初日の滞在先でのガイダンスで教えてもらったのですかが、現地の人も

eCabs、BOLT、Uberのアプリ全てをスマホにインストールしていて値段、到着までの時間、運転手の評判などを比較検討して決めるのだそうです。(出国前に知っていたら空港からホテルまで利用したのにな~と思います。ホテルに事前に送迎の手配をお願いしたらめっちゃ高かったです)

私はBOLTを多く利用しました。運転手はアラブ系の風貌の方々が多く、皆さんとても親切でお釣りもちゃんとくれました。

現金支払いしか受け付けない運転手が多い点だけが難点でしょうか。


フェリーはコミノ島へと、シチリアへと、2回利用しましたが、コミノ島フェリーは小さいボートで、ほったて小屋のようなフェリーポートでした。(ゴゾ島行きフェリーはもっとちゃんとしてると思われます)

行きも帰りもタイムスケジュールはあてにならず、時間がないときは「〇〇時には戻りたい」ということをボートスタッフと密に会話しておくのが大事みたいです。

(普通、スケジュールより遅れても、スケジュールより早く出てしまうことはないだろうと考えますが、帰りの便でもたもたしていたらスケジュールより5分早く出てしまった便があり驚きました。次の便もスケジュールより早く出たので息子のスクールには間に合いましたが)


一方、日本から予約済みのシチリアへのフェリーは客船と呼べるほどの大きな船でスケジュール通りでした。

マルタはシチリアに属していたこともあり兄弟みたいな島ですが、今は国が違うのでパスポートを忘れると乗れません。

マルタ側のフェリーターミナル(バレッタ)はとても大きくて立派でFree Wi-Fiも入りました(フェリーの中はFree Wi-Fiは入りません)。


・語学学校

マルタは支配層がコロコロ変わり(ギリシャ勢、ローマ勢、アラブ勢、ノルマン勢、シチリア王国、スペイン勢、騎士団、フランス勢、イギリス勢など)、直近が英国領なので公用語はマルタ語と英語(でも人口の3分の1はイタリア語とのこと)なので、近年、治安も気候もよい語学学校が乱立する留学先として注目されているようです。

語学学校は直接申し込めば1〜2週間なら数万円のところが多いようですが、はじめてということもあり、準備段階から留学が始まってることを印象付けるため、事前準備Zoom英会話レッスンが出発までに何度でも受けられる日本のエージェント(DEOWマルタ留学センター)を通じて老舗のECマルタに申し込みました(手数料は事前レッスン込みで3万円ほどでしたが、非常によくして頂き、現地でのスクーリング開始まで安心できました)。


スタッフはイタリア語系の人が多く、何言ってるのか分からなかったようですが、先生はキレイなイギリス英語を話すので分かりやすかったようです。

10分の遅刻で欠席になるとガイダンスで言われたので早めにクラスに到着すると、待てど暮らせど誰も来ず、先生含めて開始10後にドドッと入ってきたとのこと😓

レッスンは3時間ちょいぶっ通しで宿題もありそれなりにハードだったようです。

因みに語学学校は観光に便利なバレッタにはほとんどなく、商業地区であるセントジュリアンに集中しているようで、ホテルもセントジュリアンの中心部にしましたがどこへでも徒歩数分で行けて便利でした。


・ホテル、治安、食など

治安はめちゃくちゃ良かったです。セントジュリアンはバーホッパーが夜通し飲み明かす眠らない街で、早朝などゴミが散乱していて一見治安悪そうなのですが、危ないという感覚は1度もありませんでした。

何でロンドンやパリより治安がいい感じがするのかな?と息子に聞くと、「植民地を持っていた宗主国じゃないから移民難民が来ないから物乞いがいないからじゃないかな」とのこと。


ホテル近くの12ショット€9.9、60ショット€19.9!の店


ホテルは一箇所滞在なので学校に近いところをと、当初自炊もできる安価なアパートメントを予約していましたが、公式サイト以外のレビューを息子が見つけて評判が悪かったので近くの中流クラスのホテル(George Urban Butique)に変更したのですが、とても良かったです😊✨

アパートよりは高くつきましたがそれでも同じレベルの日本の宿泊施設に4人で泊まることを考えると、娘の暇つぶし用の屋内プールもあり悪くなかったです。

スタッフはお願いすれば笑顔で何でも応えてくれました。BOLTで予約が取れなかった超早朝タクシーの予約が取れたのもアパートではなくホテルにしたおかげでした。

中心部にあるのでバーの音楽は多少聞こえましたが寝られないほどてはなく、グローサリーストアやランドリーやバス停へのアクセスも良かったです。

沿岸をランニングするとシーサイドビューの高級ホテルが乱立しているのですが、中心部からは結構離れていて、小さい子供の手を引きながら中心部まで歩いている家族を見かけたので、不便じゃないかなと思いました。


マルタはシーフード、オリーブ、ウサギ肉などがメインの地中海料理やイタリア料理(パスタ、ピザ)で、私以外は娘を筆頭として皆胃をやられていました😓

(外食オンリーだったからかも。油が合わなかったのかもしれません)

美味しいからと食べ過ぎないようにしたら良かったと思います。

気候が温暖なのでホテルにも浴槽がないのは疲れが取れず参りました(ジャグジーはありましたがぬるく😓)。

アパートなどは暖房もなかったりするようなので注意が必要ですね。




〜シチリアちょびっと〜

気候はマルタと変わりない感じでしたがUber系のタクシーがないので不便です。

シチリアのタクシーはあまり評判よくないようです(白タクがしつこく声をかけてくるなど)。

他に足がない場合、皆さんバスを利用するみたいですが、私たちは日本語ガイドつきツアーを申し込んでいたので楽でした。

朝5時発のフェリーに乗り6時半にポッツァッロ港で下船し、カフェで日本語ガイドのお迎えを待っていたら、カターニア行のバスの運転手のおじさんをはじめとして、周りにいたターミナルのイタリア人が寄ってたかって「貴方がたはこのバスに乗るべきでは?タクシーもいなくなってしまうしこのバスを逃したらどこへも行けないぞ! バスの皆んなは貴方がたを待っているのだから早く早く!」とカフェのコーヒーを受け取らない内に急かされ、パスポートを見せても「我々と来るべき日本人だと思う」というので半分信用しかかったのですが、そんなこと個人ツアーのアイティネラリにはどこにも書いてない(アイティネラリは日本語なので見せても拉致があかず😓)ので少し強く反論したら、結果おじさんの勘違いだということが分かり、危うくツアーガイドとすれ違うところでした😅

ポッツァッロ港がマルタからのフェリー港ということ以外にあまりにも何もなく、寄港時間が過ぎてしまうとにっちもさっちも身動きとれなくなるから、それを親切に心配してくれてのことだったのだと思います。

ポッツァッロ港の人々の親切(でも強引)なお人柄に触れられたエピソードでした。


日本語ガイドのアルベルトさんからはいろいろと教えてもらいました。

シチリアの人は(マルタの人もだと思いますが)5時に仕事が終わると仕事仲間とカフェやバーに行き、その後自宅で21時ごろ家族と夕飯を食べ、その後友だちとバーに繰り出し、25時ごろ寝るのだそうです。めちゃくちゃ健康に悪そうですが、イタリアの健康寿命は意外に長いんですよね。家族や友人を大切にし、ストレスの少ない生活をしているからみたいです。

ミーファーストで遠慮しない国民性もストレスが溜まらないのかなと思いました。

炭水化物多めの食事に対する認識はあるみたいで、最近はロカボパスタやパスタの量を控える人たちもいるそうですよ😊


シチリアはマルタと異なり移民らしい人も見かけましたが、気候のせいか平和な穏やかな空気感で、半年くらいなら住んでみたいと思いました。でもどちらも外食ばかりしてたら胃がおかしくなりますね。食とトイレは日本がいちばんです〜😊