前回の続きです。

 

前回の記事はこちら。

 

 

精神的に参ってしまった事は勿論、

体も私を蝕んでいきました。

 

体重の減少が止まらない。

 

食べても吐き気がして吐いてしまう。

更には、食欲も無い。

 

どうして過ごしていたかというと、

授業や仕事前にはウィダーを飲んだり、

栄養ドリンクを飲む、サプリメントで補う。

 

基本的に食べる事が大好きな私にとって、

食欲が無くなることは、異常なこと。

 

でもそれだけ参ってしまってたんでしょう。

 

食べられないし摂取できるものは

水分や流動系のもの。

そりゃ痩せるよね。

不健康な痩せ方です。ほんとに。

 

体重減少に伴って、体力、筋力も

見事に落ちていました。


落ちた体重、筋力、スタミナは

今でも戻っていません。

 

楽器を演奏する事が仕事でもあり、

学校の先生として仕事するのに、体力は必須。

楽器を吹くには筋力も必須。

 

しかし、それが衰えていってるのが

自分でもよくわかりました。

 

疲れやすいとか、そういうことではなく、

 

保たない

 

楽器を吹いて音楽を奏でる時、

1人では出来ないんです。

ピアニストの子と様々な事を打ち合わせ、

演奏中もアイコンタクトをしたり、

ザッツ(合図)を出し合いアンサンブルする。

 

これってもの凄く集中力がいるし、

体力も使います。拭き終わった後は、

もう抜け殻です・・・笑

 

でもそれだけ、私は真剣に真正面から

向き合ってきたつもり。

 

聞いてもらう人が大人だろうと、

子供だろうと、その演奏に対して

お金を貰っていようと、貰っていなかろうと、

 

「キチンとしたものを届ける」

 

これはプロ奏者として当然のこと。

そのために日々、練習し準備をする。

 

それをする時間、機会を奪われたわけです。

怪我のせいで。

 

気持ちは吹けるのに物理的に吹けない。

そのもどかしさで押しつぶされそうで、

併せてパートナーであるピアニストに対して

申し訳なさでいっぱい。

更には自分がやりたい音楽が

できない事にストレス、

苦しさを感じていました。

 

音楽って心の状態がモロに出ます。

音色や表現。もっと言えば、音程とかにも。

今まで感じられていた正しい音程や

フレーズの取り方、息の入れたとか

変わってくる。1番信じられないのが、

 

それがわからなくなる

 

ということなんです。

 

少し吹いただけでも息切れ。

吐き気、めまい、動悸。

 

自分が自分じゃないみたいでした。

 

あれ?もっと吹けてたよな…

ここはもっと深い表現が出来てたよな…

ここはもっと激しくテンション高く

吹けてたよな…

 

そんなことを感じると私の心は本当に

自分が情けなく、もどかしく、

苛立ちでいっぱいでした。

 

それでも演奏会の日程はまってくれない。

お客様側には演奏者本人の状態なんて関係ない。

舞台ではコルセットも外すから、

側から見たら「普通」に見えるし。

 

 隠しながら生活する事にも

ストレスを感じていました。


それともう一つ。ホントに困ったのは

生活費や諸々にかかる経費。

いわゆる、お金のことです。


続きます。

 

 

許せない行動

 

 

 

 

 

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