カンクンのあるメキシコ・ユカタン半島には、至る所に「セノーテ」と呼ばれる、地層が陥没してできた自然の泉があります。セノーテから見上げると、数十メートル頭上にぽっかり開いた陥没穴。そんな地上の高さから注ぐ太陽の光が、深さ何十メートルとあると思われる泉のブルーを綺麗に映し出します。セノーテは本当に神秘的で印象深い場所でした。
ユカタン半島に大小様々存在するセノーテの中でも、特に有名なのが、チチェン・イツァ遺跡から車で10分ほどの場所にある「イク・キル」セノーテ。マヤ語で風の吹く場所を意味するそう。
このセノーテは、遺跡観光ついでに観光客が立ち寄ります。そのため、綺麗な更衣室やシャワーも完備です。
入場券を購入して歩いていくと、突然ぽっかり開いた大きな穴が見えました。これが上から見たセノーテ。高っ!!
今までいくつかセノーテを見てきましたが、ここのセノーテは、高さも、大きさも、深さも、今まで見たのとは段違いです。
段違いついでに、飛び込み台も段違い。奥に進めば進むほど段が高くなり、スリルに合わせて高台からの飛び込みが楽しめます
さあ、私も、このセノーテ飛込みに乗り遅れまいと、階段を急ぎ下ります。濡れていて滑りやすいので注意しながら降ります。
セノーテの高さまで降りてきました。下から見上げると、さらに幻想的な光景。垂れ下がるツタがいい味出してます。
しかし、ここで疑問が。メキシコと言っても、地上数十メートル下に溜まる自然の泉。水温は夏でも冷たく、いきなり飛び込んで心臓麻痺を起こさないのかしら・・?小学校のプールの授業ではかなり入念な準備運動の後、ゆっくりゆっくり水温に慣れていったものでした。
そんな日本人流と正反対で、みんな着いていきなり、冷水にドボン。慎重な日本人の私達は、いきなり飛び込まず、ハシゴから降りてまず水に浸かりました。
で、水温に慣れた後、まずは私も低めの場所から初ドボン。この高さでも怖かった。。(写真では高さが伝わりませんが)
これは、一番高い所から見下ろした写真。上から見ると想像以上に高いんです!!さすがに、いつまでも下を覗いて飛び込まない人、飛び込み自体を諦めたりする人が続出してました。
せっかくだからと、まずは主人が、1番高い所からの飛び込みを成功。続いて私も飛び込み挑戦!!写真では高さが伝わりませんが足が少しすくむほど結構な高さがあり、飛び込むのに何度も躊躇しました。が、見事に成功!さすがに滞空時間が長く怖かったです!でも気持ち良かった!
観光客の飛び込みプールと化していますが、ここは立派な天然の泉。人々以外にお魚ちゃんも泳いでいます。人々の飛び込みでお魚ちゃん達は大丈夫かな。
地下の空洞に潜むセノーテは、日常から隔絶した神秘的で幻想的な異空間です。
自然の泉でお魚さんと一緒に泳げて本当に貴重な体験が出来ました。