モンマルトル。
パリの北端のひときわ高い丘にある街。
この街が、パリの他のどの街とも違うのは、趣きある路地、石畳の坂道や階段、そして何と言っても、多くの芸術家たちから愛されたその風情にあります。
私の大好きな画家ユトリロはこの街に惚れ込んだ芸術家の一人です。ユトリロが愛し描いた風景、路地が今も多く見られます。ユトリロが描いた風景を訪ねて歩いてみることにします
でも、2週間のフランス観光で完全に疲れきった私達。地下鉄でモンマルトルに着いた直後に、まずは休憩しよう、とカフェで一服 先が思いやられます。。

美味しいデザートで体力回復したところで散策開始です
ユトリロが描いたような風景があちらこちらに。どこを歩いても絵になります。
「ムーラン・ドラ・ギャレット」(ラデの風車) 元々はダンスホールで今はレストラン。ユトリロはこの風車も描いています。
しばらく歩くと、中心地に辿り着きました。ひっそりとした路地裏とは違い、さすがにここは観光客でいっぱい!
ここは画家たちが集まることで有名なテルトル広場です。
この広場では多くの画家たちが風景画や似顔絵などを描いています。
モンマルトルの丘に建つ、ロマネスク・ビザンティン様式のバジリカ大聖堂「サクレ・クール寺院」。
サクレ・クールからはパリの街並みがよくみえました。
ピカソのアトリエ「洗濯船」。ピカソが恋人と住み始めたアパートです。ここでの4年間に「青の時代」の名作を書き続けました。「アヴィニョンの娘たち」もここで描かれたそうです。
他にも、ルノワール、モディリアーニなど多くの芸術家が住んでいました。アパートは1970年に全焼してしまい、今は別の建物になっています。
シャンソン酒場、「ラパン・アジル」(はねウサギの意)。ここは、かつて、ピカソやユトリロら画家たちのたまり場だった場所です。
ここは、今でも営業しており、シャンソンを聴かせてくれるそう。
趣のある階段、路地、建物、芸術家たちが愛した街モンマルトルは風情ある素敵な街でした。なによりユトリロが描いた路地を歩けたのはひときわ感慨深かったです。