エズ(Eze)
南仏の海岸沿いの村。外観はこのように地味なのですが、意外にも、観光客が押し寄せる名所中の名所なのです。エズ村入口の狭い駐車場は大混雑。。その理由は・・・
中世の「要塞村」としての姿そのままを今でも見ることができること、そして、何と言っても、海から垂直に切り立った崖の上から見下ろす地中海の絶景、これに尽きると思います。
南仏には、切り立った崖の上に、「鷲の巣 (Eagle's Nest)」と呼ばれる要塞村が今でも残っています。他民族の攻撃から逃れるため、相手から見えない場所に村を作り、敵が侵入しても、迷路のような細い路地が侵攻を妨げるようデザインされています。
エズも、山の下からでは影も形も見えないようになっています。大人気の村が、外からは地味な外観だった理由がわかります。 これが入り組んだエズの全景 エズは海抜400m、海を見下ろす高台に立ちます。
村の頂上を目指して、早速、エズの村に迷い込んでみましょう
さすが周りが高級リゾート地なだけあってとまっている車も高級車ばかり


かつての要塞だけに、このような小窓から外を監視できるようになっています。せっかくの絶景、出来れば大きな窓からのぞきたい!!
家々のほとんどはお土産屋さんや、お土産物を作る仕事場となっています。
着きました、エズ村の頂上。頂上は、熱帯庭園(エズ庭園)となっており、様々な種類のサボテンがニョキニョキ生えます。
遥か下に、ゲキ混みの駐車場が見えました人気観光地なのに駐車スペースが異常に狭くて、おまけに地面がひどい傾斜のため、マニュアル車の高度な操作テクが求められるのだそう(ドライバーいわく・・
私は隣で寝てるだけ・・・)。
熾烈な駐車バトルに勝った個人旅行客か、観光バスで乗り付けた団体旅行客のみが味わうことができる、中世の風情とゆったりした時間です。
エズ村は、今でこそ、観光地として世界中の人を魅了していますが、中世時代は、その存在を外部の人に知られないよう、ひっそり隠れ、村人だけでその魅力と美しい絶景を楽しんでいたわけです。なんて贅沢な若干、ずるい?