南仏の街、アルル
ここは、ゴッホゆかりの街。南仏の恵まれた光と色を求めたゴッホが、ゴーギャンらを誘って移り住んだことであまりにも有名です。ゴッホの名画中の名画が、この街で描かれました。ゴッホの作品のモデルとなった風景を辿りながら、アルルをレポします。
ゴッホの前に、まず、2000年以上前の話からです。アルルは、ローマ帝国(カエサルの時代)の旧植民地だったため多くのローマ時代の遺跡が残っています
古代劇場
このローマ時代に作られた劇場は、今でもコンサートやオペラ会場として使われているそうです。
さて、いよいよ、ゴッホの足跡を辿ります。この景色どこかで見たことありませんか???
そう、ゴッホの「夜のカフェテラス」のモデルとなった場所。フォーロム広場にあります。今でも普通に営業しています。(製作場所にはパネル表示があり分かりやすくなっています)
この現存する名誉なカフェの名は、「Cafe Van Gogh」 (えっ、そのまんま。。)まあオーナーとしては名誉なことだし私がオーナーでもうそうするかも。
正真正銘ゴッホのカフェだけに料理も期待が高まる!(ウキウキ)
で、出てきたのが、「ゴッホサラダ」!鮮烈過ぎる色づかいと大胆な盛り付けに思わずビックリ。もっとビックリなのは強烈な色彩のわりに味は普通で、あまり調和が取れていないところ
こちらもビックリの(普通過ぎて)、シーフードのパスタ。このお店、名前負けしていないかしら。
ゴッホ料理(?)でお腹も満たされ、次は、「アルルの病院の庭」へ。
耳を切り取り、周囲から異常者とドン引きされてしまったゴッホが収容されていた病院跡です。今は総合カルチャー施設となっています。
中庭は、ゴッホが100年前に描いた姿をそのまま再現しています。彼のパレットのように色鮮やか。
「アルルの公園の入口(夏の庭園)」のモデルとなった公園
最後は、アルルの中心街から車で3Kmほど南に離れた郊外の運河にかかる「ヴァン・ゴッホ橋」。ゴッホの名高い絵のモデルとなった跳ね橋です。
橋の周りはのどかな田園。南仏の太陽に照らされた川がゆったり静かに流れます。
とその時、静寂を引き裂くように、バスから降りた観光客がどっと押し寄せてきました。跳ね橋はゴッホゆかりの風景として大人気でした
小さいながらも見所がいっぱいのアルル。これ以外にもローマの遺跡やゴッホの史跡もまだまだ多くあり、街の雰囲気をもっとじっくりと味わいたくなるとても魅力的な街でしたまた来たいなぁ