フランス旅行7日目。ようやく後半戦の始まりです。リヨンを後にし、向かう先はClermont-Frrrand(クレルモン・フェラン。)
フランスの中でも最も古くからある街。フランスのちょうど中央あたり、オーベルニュ地域圏の首都でもあります。
街に近づくと、なにやら細いシルエットが見えてきました。ん・・?でも何だか色が・・黒い・・?
市内に入ると、この建物も何だか黒い・・・
こっちも・・・・
これも・・やたらと黒い建物が目立つ理由は、近くの火山 から採ってきた石で、教会や家を建てているからだそう
真っ黒建築の代表格は、何と言っても、この街のシンボル、ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂。さきほど車の中から見えた大聖堂です。
どーんとそびえる大聖堂は、13~14世紀、100年

大聖堂の中には綺麗なステンドグラスがあり、黒い外観とは対照的。欧州の旅行は自然と教会訪問が多くなるため次第に教会疲れしますが、この黒い教会は荘厳で神秘的、とても印象深い素敵な教会でした。
黒い石の色調のため街全体に暗鬱な印象を持ってしまいますが、これもこの街の魅力。街の人は明るく親切でした
さらに、この街の魅力は、最古の街らしく、古い歴史が随所に見られることです。例えばこれ 壁面に施されているのは、ロマネスク様式の「弟子の足を洗うキリスト」
注意して探さないと見逃してしまうさりげなさです。
さらに、哲学者パスカルの故郷ということで、パスカルゆかりの小道や道に埋め込まれたメダルもあり魅力満載
そして、黒い街の中で一番浮いている(?)真っ白なあの有名キャラクター。このキャラクターも実はここの出身!そう、タイヤメーカー「ミシュラン」の生まれた街であり、タイヤ産業の中心地なんです。
ミシュラン工場
真っ白キャラクター、マスコットのビバンダム(通称ビブ)がお出迎え
これは珍しいです!広場にあるミシュラン・グッズ専門店。ビバンダム君に対してそこまでの思い入れはないのに、ビバンダム・グッズを買いそうになってしまう。。黒い街の神秘です。
ということで、素通りするにはあまりにもったいない、歴史と黒い石とビバンダム君の故郷でした。