悲劇の全貌 | 冬はつとめて『六花えび』◆旧ブセファランドラの木の下で

冬はつとめて『六花えび』◆旧ブセファランドラの木の下で

春はあけぼの。
夏は夜。
秋は夕暮れ。
冬はつとめて。

いいものをいいときにいいところだけ。

永遠の初心者ゆきこむが
クラウドシュリンプはじめました。


それは今朝のこと。




何者か(おそらくチェリバブ)にほじくり返されたキューバパールを


ググイと指で押しこんだり、



エンゼルがオモチャにして引っこ抜いたパールグラスを


ピンセットでシュシュっと植えたりしていたら






ふと、白いボトルが目に入りました。






それはグラミー幼稚園水槽を購入した時に



一緒にセットになっていたバクテリア添加剤。







ん~ちょうどリセットしたところだし、


濾過層はそのままにしておいたんだけど



気休め程度に入れてみようかな~





なんて軽い気持ちで、


規定量を測ってジャジャーっと入れました。






数分後水槽の前を通ると









我が目を疑うような光景が。












水槽の片隅に横たわり沈むエンゼルズ、




流木にぶち当たるように水流に揉まれ


プカプカ浮かぶカラシンたち・・・





口をパクパクさせながらひっくりかえるチェリバブ・・・・・











ぎゃぁあああああああああああ!!!








とお腹の底から声が出ました。



こんなの何年ぶりかってぐらいの声量で。









何事かと、慌てて駆け寄ってきた息子に





キンキンが大変だから、あっちでテレビ見てて!!






と指示を出す私。



無視してキンキンを見つめる息子。






「キンキンッ!!エンエンッ!!(お魚が泣いてる!!)」と


ものすごく悲しそうな顔で半泣きになっています。









もう大慌ての大慌て、さらに大慌てで





アワワワワワワと声に出しながら







とりあえずバケツを片手にお風呂場に走りました。









水温をなるべく25度になるよう調節し、



カルキ抜き剤を入れ、





また走って水槽の前へ。





その無駄な動力で


バケツの水が半分以上こぼれたのは


見なかったことにしました。






震える手でSUISAKUにエアチューブをとりつけ




水槽からヒーターをはずしバケツにドボン。







素手でエンゼルを救い出し、



網でカラシンを掬い、






エビは・・・・・もう無我夢中で捕まえ、バケツに移動。









そして、息子と愛犬マリ公が必死にエールをおくったおかげか、





5分、10分と時間が経つにつれて、


バケツで少しずつ息を吹き返してきたキンキンたち。









この時点でやっと我に帰りました。








そして


なんとか持ち直してくれたようなので、




少し安心し、しばし原因を考えたのですが、


もうあのバクテリア剤しか思いつきません。








なので、水の全変えを決行。










その作業中もお魚たちが気になり、




バタバタ走りながら水を作ったりしていたら





その衝撃でスマホがお風呂場の冷水の中にドボン。








昔だったらここでさらに大騒ぎするところですが、



今の時代はハイテクなのです。







防水スマホ、バンザーイ。







余裕の気持ちで、ゆったりとバケツから拾い上げ





ふふふん。と誇らしげな気持ちでポケットに戻します。


まるで昔の私に見せつけるかのように。

(ここまで慌てまくっていた反動で、心に余裕ができたとたんの変な行動。)











そして、その後のお魚たちはというと、










息子の顔を見て寄ってくる金銀森永エンゼルズ。












元気に流木を味見するプレ子。




あ、この子たち、網ですくうの忘れてた・・・ウッカリ!


よくぞ生存してくれた。勇者よ!!












こちらは意図的に救出しなかったにもかかわらず


元気にガラス面をのぼるスネ夫。










流木の隙間を流れるように泳ぐカラシン達と


チェリバブ。













そして忘れてはならない心の保険、ヤマトヌマエビ。












残念なことに、もともと調子を崩していたブラックネオンが1匹、エビが1匹


その後亡くなってしまいましたが、




全滅はなんとか回避できました。








そして、事態は無事終息をむかえ、


我にかえった息子が




「キンキンっ!!(お魚を見に行く約束だ!)」と言い始めたので


気分転換もかねていつものアクアショップへ。








これまたいつものように


お魚を見つめる息子の後ろ姿をスマホのカメラにおさめているときに




気が付きました。








あれ。。。。。



ピントが合わないぞ・・・。







?? 


スマホをひっくりかえしてレンズを見てみると・・・






レンズにつく大量の結露。








あ。。。。。あのときか・・・・・









皆さま、バクテリア添加剤のイタズラな使用と


冷たい水のスマホ水没にはくれぐれもご注意ください。







皆さまのコメント大変役立ちました。

今回なくしてしまった命のことを忘れずに

次回の飼育にいかしたいと思います。


ありがとうございました。