声。あの頃の私は誰の声も届かない暗闇にいた。 誰の声も聞こえなかった。 何も聞きたくなかった。 耳をふさいでいたから。 そんな時に出会ったあなた。 ビクビク震える私にあなたは優しく「大丈夫」と言った。 その日から、私は耳をふさぐことを止めた。 あなたの声を聞くために…