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 このところテレビ番組の中で 再現VTR付きで

「パニック発作」とか「重度の抑うつ状態」とか

いわゆるメンヘラーでその症状を経験した人なら知ってる

辛さとか苦しさとか不安感なんかを可視化したものが多くなった気がする。

 

 

 私が罹患したのは平成12年末頃からパニック発作が始まって

病名がついたのがそれから4か月してからだったので

西暦で言えば2002年3月位にはパニック障害で大変な生活が

始まっていた。

 何が辛かったって 自分の身に起きていることが未知のもの過ぎて

思い当たる病名もないし 突然襲われる不安感や過呼吸の

『原因』がわからず 死ぬかもしれないってマジで感じるのに

時間が経つと治まっているから 自分はこれからどうなるの?

シングルマザーとして娘を育てないといけないのに

死んじゃうの?

それが一番怖かった。

 

 だから 診断名がついて 薬物療法で治ると思うよって

主治医から言われたときは 何とも言えない安堵感があった。

ただ…そんな簡単に治らなかったケースに私は該当してしまった。

 なぜその病気に罹患したのかは今でもや不明だけれど

予期不安とか このタイミングでくる とか

広場恐怖や乗り物恐怖など避けてしまえば日常生活は

少し楽にやり過ごせると知れたことはありがたかった。

 当時はまだアメリカの医療実態が10年遅れて日本に届くと

言われていた頃で リストカットとかも含めてパニック障害という

病気があることを知っている人は滅茶苦茶少なかった。

今だったら内科に行っても医師なら薬も出せるほど認知されているけれど

あの頃は 心療内科すら敷居が高く 精神科というと

隣近所に隠してくれと親から懇願されたほど

通院も内緒にしていた時代だった。

 

 そういう経緯があって世の中の情報もグローバル化に伴い

情報発信する側の 特にテレビという無料で視聴できる媒体が

多くの人に発信する話題としては 令和になってもまだ

メンタルを病んでいる人の多くがその辛さや症状を理解されたりないと

思われているのか 有名人とくに芸能人の告白みたいな感じで

微に入り細に入りされている気がしている。

そのこと自体の是非をどうこう言うつもりはなくて

知らない人に知ってもらえることはありがたいと思うのだ。

だけど 同じ症状や病気を患っている私にしたら

映像化されたものをわざわざみると 余計にしんどくなるのも事実。

 確かに 一駅ごとに電車をおりてベンチでハァハァ呼吸ととのえて

自律訓練法でならった「右手が重い・・・」とかって自己暗示をかけたり

嘔吐しそうで何も出ないあのしんどい時に

通り過ぎる人から奇異の目で見られていたことを思うと

今のように周りの人が 「あ この人 パニック起こして休んでるんだ」

って見て見ぬふりしてくれると有難い。

 

 

 かなしいかな 我が家で同居している両親は昭和二桁生まれの早い方だからか

こういった精神衛生が崩壊する病 に対して

とてもシビアだから 私は過去30年近くを振り返っても

いまでも けっこう厳しいものがあると感じている。

 冒頭に書いたような番組を たまたま付けたテレビで

やっていたら サッサとチャンネルを切りかえる。

それは 決して私がみたくないだろうという心配りではなくて

自分が見たくないから聞きたくないから 別のチャンネルにしただけ。

 

 1月末に心理テスト受けて 結果が「あなたはカサンドラ症候群」と

言われたことも 伝えてみたけれど 何それ?

それって パートナーが原因っていうけど あんたは離婚してるし

関係ないやんか って切り捨てられてしまった。

 

  いつまでも働きに行けなくて家にいる出戻り娘

 

に対して どんな思いでいてるのか

以前言われた言葉が突き刺さったままだ。

 

 「貴女が生きているから死ねないと思って生きてるだけ」

 

母のこの言葉に嘘はないと思う。

 

 パニック障害の方も睡眠障害の方も気分障害の方も

とかく腰痛に悩まされることが多いメンヘラー。

寝具にはけっこう気を配って私自身いろいろ買い替えたものだ。