先週の夕方 習慣にはしていないけれどたまたま母とおやつタイムをしていた。

後期高齢者の母には おかきや煎餅はすでに硬くて食べづらいものとなっていて

冷たいものもゆっくり口に運びちょっとずつしか食べられない。

それに比べて私は幼いころから硬いものも冷たいものも割とガリガリっとかんでしまって

棒アイスなら1分もかからないうちになくなってた。

 

 なのに

ふつうのやわらかなスポンジケーキっぽい生地にドライフルーツのはいった一口サイズのケーキをぱくっと口に入れたしばらく後 「やだっ 痛い!」 歯がしみるようなズキーンとした衝撃が走った。

えええええ? と思うと同時に とうとうその時がやってきたかぁ~ という思いが浮かんだ。

 現役で子育てしながらフルタイムで仕事をしてた時期に 大枚はたいて歯列矯正したのは15年前。

それは仕事上の人間関係や業務の忙しさなどでメンタルが崩壊し 病気療養で長期休業せざるを得なくなった折に

せっかく時間があるからと歯科医院に行き 心療内科にも通っていると問診票に書いたばっかりに

歯の食いしばり(咬合異常による顎関節症とか)を指摘されて

歯科医に「うつ病の人にね~ 歯並びが悪かったり噛みしめが強かったりで影響が出てる場合多いんだよ」

「歯列矯正して身体の中心を戻してあげるとうつ病とかも治るケースあるからやってみない?」って勧められて

ふ~ん そうなの? って半信半疑で けど結構期待もしつつトライしたものだった。

 

 その大半が苦痛でしかなかった矯正期間が済み うつ病で休むにも長期になりすぎると退職勧奨されかねないとき

おそるおそる職場復帰した。とにかくクビになりたくない一心で 一年間はどんなにしんどくても通勤した。

結果的には矯正したこととうつ病が改善することは 私にとってはあんまり意味がなかったようで

メンタルの状態は低空飛行か乱高下し 仕事を辞めた今でもメンタルクリニックとは縁が切れていない。

 でも 歯科には矯正器具を外ししばらく4か月に一度の定期健診のお知らせのハガキがきたら受診していたけれど

もういいかって自己判断で行かなくなり そのままにしていた。

 

 

 今朝、初めての歯科クリニックに行ってきて 絶対虫歯と思っていたのにレントゲンで確認してもらうと

食いしばりや噛みしめが強くて あと加齢による歯茎下がりも重なって歯の根元が細くなり知覚過敏が・・・

ってことだった。

まぢか!!!!!

思い返せば15年も経っていて その間に子どもが成人し独立 家族の死 孫の誕生 コロナ禍での老親との同居

とまぁ たくさんのことが起こり

自分自身の身体も年齢相応に変化し 相変わらずの気持ちの浮き沈みや衝動的な希死念慮 それを見せない努力

いろんなものを抱えて そりゃ 歯を食いしばってマウスピースも寝てるうちに噛み切れていたよなぁ~と

自認せざるを得ない。

 

 本日の治療は1時間半にもおよび 麻酔が切れても食欲が出ず 口元に心臓があるんじゃないかと思うくらいズキズキしてて 初回がこれかぁ まいるなぁ って思っているところだ。

最終的にマウスピースをまた作ってもらい 寝るときは装着する生活になる予定。

 

 この11月は 自分自身の性格というか生きづらさにつながる特性みたいなものに気づき

メンタル的な部分ではもしかすると新しい局面にぶつかるかもしれないって発見したので

歯が痛くなったのは偶然だけれど 心がポキッと折れた30代の頃からなかなか浮上できずにいる今の状態が

少しでも楽になり 生きていけそう 生きていたい って思えるようになれるといいなって

このブログを始めることに決めた。