去年の5月に私が離婚調停を申し立て、
10月くらいに元夫が
子供達と交流を持ちたい為に
「面会交流」を申し立てて来ました。

離婚と同時にその話し合いを進め
今年1月に離婚は成立したものの
まだ面会交流の話し合いが続いていました。

けれど、来月が多分最後になると思います。

今まで本当に色々な事がありました。
…本当に色々…!!

周りの人達も
「ホントに大変だね…」と
いっぱい心配の声をかけてくれました。

けど、無理して言っているわけではなく
仕事も楽しいし
子供達との生活も穏やかで
楽しい日々なので
調停の日は気分が下がったりしても
毎日の感情としては
あまり「大変だ!!辛い!!」とは
思わなかったです。

子供達が12歳以下ということもあり
子供達の意見が全て通るわけではなく
親権者(私)の管理下なので
いくら子供達が「会いたくない」といっても
私が言わせているのではないか?と
いう可能性もなくも無いということで
2月には子供達が1人ずつ
調査官という方と
話をするということもしました。

その時の子供達の話で
「会いたくない」という子供達の意見が
本当だったという事が認められ
今現在、直接会う事は難しい。
なので、今後は
「手紙」という形で
月1回、元夫から送られてきたものに
返事を書くという交流方法に決まりました。

昨日の夕方、弁護士さんを通して
第一回目の手紙が
元夫から送られてきました。

それは、親権者も目を通して良いという
裁判所からの言葉もあったので
私が先に読みました。

なんというか……

正直、この手紙を読んだことで
きっと前みたいな私だったら…
「私が悪かったのかもしれない」とか
「私が酷いことをしてしまったのかも…?」
とか

何となく「ゆり戻される」ような
感覚になってしまうかもしれない…
それが子供達に伝わってしまうかもしれない
なんて、思っていたんです。
読むまでは。

けど…
予想を良い意味で大きく
裏切る形になりました。 

手紙の一番初めに
「一つだけ言わせてください」
という言葉が書いてあったのを読んだ瞬間

「あっ、、、やっぱりな。」

と思ってしまっていた自分がいました。

手紙の内容には
「ものすごく反省している、
俺がママとお前達に悪い事をした、
大人の事情に巻き込んで申し訳ない、
今は自分を反省する日々だ、
毎日暗かったけど手紙が書けて良かった…」
など…。

普通の方が読めば
「本当に悪かったと思ってるんだな」と
感じる文章がたくさん連なっては
いるのです。
(なにせ便箋いっぱいに2枚なので)

けど、私には

「ああ、1年経ってもこんな感じなんだ…」

という、なんとも言えない
元夫の感情、エネルギーを
感じ取っていました。

面と向かっていないのに
目を見ていないのに
その元夫の文章からは
「俺も悪かったけど、
お前たちがそうさせたから…」
というエネルギーを
文の節々から
ものすごく感じてしまいました。


子供達が帰ってきて
私が感じたことは何も言わず
手紙が来たことを伝えて
渡しました。

この「地球人離れした娘」は
どんな反応をするのだろう?
と少しドキドキしながら。

黙って読み終わった娘は
開口一番、

「……(はぁ~)
なんか、がっかりだわ。
てか、本当に残念。
なんなんだろう…
ねぇ、まだそこにいるの?!
って感じがして。。」

と呆れと、半ば哀れみな顔で
そう言いました。

私が思っていた事を
的確に言葉に表してきた娘に
正直びっくりしました…

私は昔から
自分が思っている感情を
「言葉にする」という事ができなくて
その感情にピッタリくる「言葉」を
知らないから
周りの人に
「私はボキャブラリーが少ないんだ」と
説明していたのですが
今思うと、多分私は
「地球人」じゃないから
「言葉」が必要ではなかったから
ちゃんと上手く話せないのは
当たり前だったのかもしれません。


反省しているのも分かる。
元夫にとって
寂しい思いをしていた1年間だったと
いうことも重々分かっています。

けど…

なぜ今のような「現実」になったのか
なぜ離婚しなくてはいけなくなったのか

「俺は仲間外れだった」と
この状況になった「今」も
子供達宛の手紙に書いてしまうのか…

じゃあ、もしそうだったとしても
そうなってしまった「原因」の一つに
モラハラの父親と共依存の母親に
育てられてしまった
「自分(元夫)」に少しでも
あったかもしれない…とは
思わないのか。

私が今思うこと…

元夫は、本当は分かっていると思います。
「自分がおかしかったかもしれない」と。

自分でも止められない
感情のコントロールができない
何か精神的に追い詰められていた事が
あったことを。
それは一番身近で見てきた
自分の「両親」に
あるということも。

そして、元夫は本当は
大人しくて、仲間想いな
純粋な子供だったということも。


自分のせいだったかもしれない
そう思っているのに
素直にそれを自分で
認められない。

それを認めてしまったら
「自分はもうダメだ…」と
もしかしたらそのくらい
思っているのかもしれない。
それを隠さなくてはいけないくらいの
何かがある。
そう感じます。


けれど
子供達からしたら
「自分が悪かった」と認められない
「大人の言うこと」は
心には響かないのだということ、

「たかが12歳、10歳」だと思って
上っ面で書いたものは
やっぱり伝わってしまうということ、

うちの子供達にそんな
「子供だまし」は
通用しないのだということを
強く感じました。
特に娘には。

12歳の娘が
「まだそんなところにいるの?」と
言い放ってしまうくらい
伝わってしまうのだと。


私はもう元夫とは
「他人」になってしまいました。
だけど、子供達にとっては
いくら何かあったとしても
「父親」です。

今、色々思うことはあると思います。
子供達なりに。
今までされてきた事、
言われてきた事、
昨日の手紙を読んで思った事。

娘と話して
2人で感じたこと。

「感謝」と「卒業」だね、と。

元夫と付き合い始めてから
去年別居するまで
15年間でしたが、
娘から
「義務教育、頑張ったね!」と
言われました…(笑)

でも、本当に
私は元夫と出会ったことで
家族の遺伝子や
家系の因果?のようなもの、
大切なことを
本当に沢山学んだと思っています。


そして、今こうして
私たち3人が
幸せに穏やかに暮らせているのも
元夫の協力があるからと
いうのも分かっています。

それは本当に感謝しています。

だからこそ、感謝を持って
「卒業」する関係。
子供達との手紙のやりとりは
今後も続くとしても
「心」と「住む世界」はもう
全く違う所にいるのだと思います。

それも
全てが「愛」なんだと思います。

そして、元夫には
本当に幸せになって欲しい。
ちゃんと「愛」を感じ取って
育んでいける
パートナーと出会って欲しい。
そして元夫の両親とも
小さい頃に受け取れなかった
「愛」をたくさん受け取って欲しい。

心からそう思っています。

そして、私は
自分を大切に
生きていきたいと思っています。