こんにちは! ゆきです😊
先日、ミュージカル「ウェイトレス」を観てきました💓
今日は東京公演の千秋楽。これから愛知、大阪、福岡で公演があるので、まだまだ進化中なのでしょうが、わたしがミュージカル「ウェイトレス」を見た感想を書こうと思います!
10年ぶりに高畑充希ちゃんを観ました(寺山修司さんの「青い種子は太陽のなかにある」)。
10年前も歌声も演技も共に素晴らしかったけれど、むしろ今の方が表現の幅が広がっているように感じて、とても素敵でした!
今年に入ってから、「ウェイトレス」が上演されると知り、高畑充希ちゃんと森崎ウィンさんだったら見たいなと思い、申し込みました。
わたしは基本的に土日休みなので、行くとしたら土日のどちらかなので、チケットが取れるかな~と思ったのですが、無事取れ、席もとても観やすそうなところでした😊
それでは、以下感想です。
これから観劇する方はネタバレを含むので、ご注意くださいね。(どうやら、博多公演をWeb配信するらしいので、チケットが取れなかった方も見るチャンスがありますね!)
「ウェイトレス」はアメリカのミュージカルで、脚本やプロデューサーが女性であることから、女性目線の作品であると聞いていました。
今まで見てきた舞台作品が何作かありますが、女性目線のものはそう言えばなかったなと。主人公は男性で、女性はヒロインの立ち位置で、男性の行く先に何かしら関わってくる存在として描かれていました。
しかし、「ウェイトレス」は徹底して女性の目線で描かれ、男性目線は全然ありません。むしろ、男性は脇役でマスコット的な扱いで、女性3人が主な登場人物です。
「ウェイトレス」では女性の抱える生きづらさを描いているように思いました。
主人公のジェナは子どもを授かりますが、もう愛していない夫との子どもを望んではいなかったので、子どもを産むことは決めたものの、手放しで喜べない自分が赤ちゃんに対して申し訳ないと心のうちを(聴衆に)語ります。
ジェナは、「誰もが子どもを産みたいと思っているわけではない(ニュアンス)」と言うのですが、本当にそうだと頷きながらわたしは見ました。
わたしはシングルなので、そもそも子どもを産むことは現状ありませんが、女性なら子どもを産みたいと思って当たり前だろうと考える人はきっと女性よりも男性の方が多いのではと思うんです。
何となく、子どもを産みたいと思わないと意思表明することが、子どもを産み育てる身体の能力があるのに、しないのは人としておかしいと思う人がいるような気がするんです。(誰かに言われたわけではないんですけどね~)
そもそも子どもを産みたいと思うか、育てたいと思うか、という選択肢があるはずなのに、例えば結婚→子ども、の図式が当たり前だと思う世の中なのか、ずけずけ聞く人が多い気がします。
パートナーはいたら嬉しいけれど、子どもは産みたくないわたしからすると、パートナーがいたら子ども、の短絡的な考えを押しつける人が苦手なんです。
女性にだって選ぶ権利があって、何を選ぶかは自分で決められるのに、周りがとやかく言う必要はないだろう!と思うんです。
「ウェイトレス」の感想を書くはずが、ジェナの告白を聞いてわたしが思った心の内を書いていたら、本筋から逸れてしまいましたねごめんなさい🙏
ミュージカルを見終わった直後は、ポマター医師とジェナが結ばれない結末に「うーん」と思いましたが、今はむしろジェナが決断したことをまっすぐ応援したいなと思う心持ちに変わりました。
お互い既婚者であるものの、惹かれ合った2人は一時関係を結びますが、ポマター医師のことを信頼しているポマター夫人を見て、身を引くことを決意し、ジェナは産んだ子と友人たちと共に、夢だったパイのお店を持って暮らします。
ポマター医師と最終的にどうにもならなかったことから、人生を楽しむための大事な要素は男性ではなく、自分の愛する人たちと暮らすことだと提示しているのだと解釈しました。
だから、この作品において、男性はマスコット的な扱いなわけです。女性にだって自分の夢を叶えたり、自分で自分を幸せにすることはできるのよ!とジェナが語り掛けてくれる気がしていて、観劇から少し時間が経った今の方が、「ウェイトレス」は素敵な作品だったと思えています。
男性からしたら、少し辛い作品かもしれませんが、一女性として見る分には、非常に興味深い作品でした!
それから、高畑充希ちゃんの歌は表情豊かで、座席からは表情がはっきり見えないのに、彼女の声と動きで、ジェナが何を感じているのかがわかるんです。高畑充希ちゃんの表現力は本当に素晴らしくて、また彼女を観に行きたいなと思いました。共演のLiLiCoさんは力強い歌声と存在感が高畑充希ちゃんと共に舞台を引っ張っている感じがして、かっこよかったです!
森崎ウィンさんは、高畑充希ちゃんとの歌声のハーモニーが素晴らしく、また脚がとても長かったです!毎日パイを食べていたら飽きないかしら?とふと思ってしまいました。
アメリカのミュージカルでは、実際にパイを作りながらやっているみたいですが、遠目だと材料を混ぜたりこねたりするのはわかりますが、焼くところまでやったらいい匂いがするのかな~なんて思いました。そんなことを思いながら見ていたので、お腹が減ってたまりませんでした(笑)
また舞台観劇しにいきたいなと思います。
今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました💓