こんにちは!ゆきですニコニコ

9月に入って少し涼しさを感じるようになったな~と思っていましたが、この週末は夏が戻ってきたかのような暑さです。
残暑というよりまだ夏と言うのが正しいのではと思う暑さです。早く涼しくなって~。
 
さて、今回は1月読了本【後編】です。
前編では読了本とその半分の本の感想を書いたので、もう半分の感想です。
 
●「新日本列島から日本人が消える日」上下
著・ミナミAアシュタール®
個人的おすすめ度→★★★★★
これは何度も読んでいる本です。
好きな本は何度も読みたくなるので、何度読んだかしら・・という具合なのですが、
この本は読者の価値観によって評価や好き嫌いが分かれる本ではないかと思います。
今の世の中に疑問を感じている人には、何かしらのヒントになる本ですが、
学校で教わってきた歴史とずいぶん違うことが多いです。
ただ、わたしにとってはこの本に書いてある歴史がしっくりくるので、
読んでいて違和感がない方には最後まで読了をおすすめしたいです。
あまりはっきりは書きませんが、学校で習った歴史として「明治維新万歳」に疑問を持っていた身からすると、だよね~と納得してしまう本でした。
一度知ったら後戻りはできない、そういう本です。
 
◎「風が強く吹いている」
著・三浦しをん
個人的おすすめ度→★★★★★
知っている方が多い作品ではないかと思いますが、箱根駅伝を新成駅伝部10名で目指すお話です。
訳あって陸上部の表舞台から姿を消していた走(かける)が、
ハイジと出会い、走る楽しさと仲間を得て箱根駅伝を目指し、出場する話ですが…
もともと駅伝に興味のないメンバーばかりで、どうなることやらと思いながらも、
ハイジはそれぞれが駅伝に向いている特性を持っていることに着目し、
メンバーの実力に合ったメニューを考案して伴走しながら箱根を目指します。
現実的かそうでないかと言われたら、きっと現実的ではないのだとは思うのですが、
一人ひとりが走ることを楽しんでいるのが伝わってきて、
わたしも走ってみたい!と思うような小説です。
他校との競争ではなく、自分との戦いだと各々が思っているからこそ、箱根を目指し走れるのだろうなと。
好きな気持ちが一番大事だよねと改めて思いました。
背中を押してもらいたいときに、この本を読むのもおすすめです。
 
◎「船に乗れ!合奏と協奏」
個人的おすすめ度→★★
著・藤谷治
この本はわたしには合いませんでした苦笑
音楽科の高校が舞台で、主人公は音楽家一家でチェロ弾きですが、
本命の高校に落ち、滑り止めの高校に気が進まないながらに進学。
そこで出会う仲間と一緒に練習をして…
という感じのお話ですが、主人公の癖が強すぎて、主人公が苦手で読みづらかったです。
主人公が苦手でも第2主人公が好きならまだ読めるのですが…この作品に出てくる登場人物が全員好きにはなれず、シリーズものだというのにこの作品だけで脱落しました。
わたしには合わなかっただけですが、ちょっと癖が強めかなと思うので、
興味のある方は・・・という感じです。
 
◎「革命前夜」
著・須賀しのぶ
個人的おすすめ度→★★★
話自体はすらすら読めてしまいますが、
冷戦時代の東欧を舞台に、日本人のピアニストの卵が音楽留学して、
時代のうねりに振り回されながらピアノと出会った友人らと向き合っていく話です。
冷戦時代の東欧が舞台なので、あまり明るいタッチの話ではありませんが、
当時の東欧(ロシア陣営)がどんな暮らしを送っていたのかを知ることができるように思います。
もちろん当時はまだわたし自身生まれていないので、実際どうなのかは知りませんが、
約30年前にはそんな世界があったのかと思うのと同時に、今も同じようなことが起きているように思えてなりません。
正直本の内容をあまり覚えていないので、書くにも書けませんが(笑)、
少しシビアでシニカルな話が読みたい方にはおすすめです。
 
1月読了本の感想はここまでです。
何か気になることがあれば、コメントでお知らせください!
読んでいただきありがとうございました💛