こんにちは!ゆきです😊
久しぶりの映画感想です!
1か月くらい前から「きっと、それは愛じゃない」が気になっていたので、公開されたら見に行こうと思ってました!
主演は「シンデレラ」でエラを務めたリリー・ジェームズ。
ゾーイほどバリバリ働いているわけではないものの、共感することといくつかありました。
★あらすじ★
物語は映画監督のゾーイは、幼なじみのカズが見合い結婚をすると宣言し、それをドキュメンタリーとして撮らせてほしいというところから始まります。ゾーイは白色人種のイギリス人(おそらくキリスト教徒じゃないかしら)、カズは両親がパキスタン人でロンドン生まれのイギリス人で、イスラム教徒。
出会いのためにいろんな手段(SNSやマッチングアプリ等)があるなかで、あえて親が選んだ相手と結婚することを選んだカズに密着し、結婚に愛が関係あるのかを考え、自分の気持ちにも向き合うことになります。
★感想★
見てよかったなと思います。ラブストーリーだけではなく、文化や宗教の違いで起きることを知ることができたり、恋愛だけでなく生きていく上で大事なことを見たりできました。
「人生は短いけれど、後悔して生きるには長い」ゾーイがカズに言うセリフです。ゾーイ自身が実はカズを好きなのに伝えなかったために、一番好きな人と一緒にいられない人生を選択することになり、後悔していたからこんな言葉が出てきたのかもしれません。
一度きりの人生なんだから、やらない後悔をするよりもチャレンジして生きていきたい、そんなことを思わせてくれたセリフです。
身近にいる人や会うことができる人は、自分にとって空気のように自然な存在ですが、そういう人をふとしたこと(ゾーイの場合は、カズが結婚すると聞いたこと)で失うかもしれないと分かって初めて、それが自分にとってとても大事な存在だと気づくのかもしれません。
その人がいてくれることは当たり前のことではない。分かっているつもりなのに分かっていなかったことってあると思うんです。
曖昧にしている方が楽だし、その関係に名前がない方が楽です。曖昧をはっきりさせることで、もしかしたら自分の意と違う関係になってしまうかもしれない。それでも、後悔して生きていくには人生は長いのだから、気持ちを伝えることだけでもしたいな~なんてゾーイを見て思いました。
見返りを求めるのではなく、淡々と自分の気持ちをまっすぐ伝えることなんだと。
ゾーイはカズにどんな人がタイプか聞かれ、テレビドラマのシリーズを一緒に見てくれる人と答えます。つまり、日常や自分を着飾らなくても、些細なことを一緒に楽しめる人。そういう自然体な自分でいられる人といたいな~なんてわたしも思いました。
カズが結婚を決めて、ゾーイは母親からペットの犬の獣医を紹介され、「普通」の幸せを手にするために愛はなくても好意は寄せられるからと恋人になりますが、ゾーイの映画完成試写会で恋人から「2番目は嫌だ」と言われ別れました。自分が心から納得していなくて1番を選んでいないことは相手にも伝わるんです。自分を大事に出来ていないだけでなく、相手にも失礼なことをしてしまうんですよね。
頭の中で「こうする方が世間的にいいだろう」とか「こうするのが普通」と思おうとしても、自分が納得していないことを誤魔化すことは出来ないです。カズは結婚相手の意外な一面を見て面食らっていましたが、何とか自分を落ち着けて結婚しました。表向きはうまく行っているように見えても、本音の部分でお互いが納得していなくて、それで初めて腹を割って話して、カズは離婚することを選びました。
離婚したカズは、結婚する前のような生き生きしたカズでした。
そして、ゾーイの映画に心動かされ、カズの家族は再集結しました。
ゾーイは勇気を振り絞って自分の気持ちをカズに伝えます。両片想いだった2人がやっと幸せそうに横並びになる姿を見られて嬉しかったです。ベタな展開ですが、お互いが素直になれてよかった~と安心しました
頭の声じゃなく、心の声がやっぱり大事で。自分に嘘をつきたくないし、相手にも嘘はつき続けられない。
人は常に変わりゆくのだし、心惹かれる相手が変わることもあると思うのです。もし相手と心が離れつつあることを感じるのなら(もちろんそうでなくても)、その時に自分が相手とどういう関係を築きたいのかを考えて行動するだけだと思うので、浮気ということ自体がもしかしたらナンセンスな考え方なのかもしれないなと思っています。
個人的には自分に正直でありたいので、頭ではなく心で感じるままに生きていきたいな~なんて思いました。
どう生きていくのも本来は自由だし、ただ1つの正解もないのだけれど、「こうするのが一般的」とか「これが普通の幸せ」に勝手に振り回されて、自分の人生の舵をうまく取れないこともあります。
一番大事なのは、自分が選んだその現実に納得して受け入れることができているか、なんだと改めて思います。決めたら迷わず突き抜ける、そうできるまで多少は悩むし覚悟も必要だけれど、自分が選ぶことをわたしだけはそうしてよかったと思える生き方をしようと思いました😊
今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました