こんにちは!ゆきです😊

今回は映画の感想を書きます。


★「The Truman Show」(1998、アメリカ)

少し前の映画でしたが、あらすじがなかなか興味深かったので、観てみました!

※ネタバレありなので、気にする方は映画本編を観てから感想を読んでもらえると嬉しいです😊



「トュルーマン」の生活がテレビで24時間リアルタイムでノンストップ放映され、それを観る視聴者の様子や番組製作をする人たちの様子が映画で何度も出てきますが、トュルーマン当人は、まさか自分がその世界で生かされ周りからずっと観られているとは気がつきません。しかし、彼は少しずつ自分のいる世界に違和感を感じ、それを確証するために彼なりにいろんなことを試みます。

最後は作られた安全な世界を飛び出して、たとえ危険があったとしてもリアルな世界へトュルーマンが一歩踏み出すところで物語は終わります。


作られた世界にはトュルーマンの生活を撮る(監視する)ために5000台の隠しカメラがあり、街にいる人たちはトュルーマン以外が役者。配置や役割、どう動くのかをそれぞれ決められていて、トュルーマンに疑われないように完璧に演じ続けています。

24時間ずっと撮られているなんて、プライベートも何もなくて耐えられないなと観てる側としては思うのですが、その事実を知らされていないというのが強烈でした。制限された自由のなかにいることに気がつかないうちは、それなりに楽しめるのかもしれませんが、誰かのシナリオ通りに自分の人生を操作されるのは、1人の人間として全く尊重されない行為だと感じました。

その街でリアルなのは、トュルーマンの存在だけで、街も人(キャラクター)もすべてが作り物。

作られた世界は彼にとって「安全」であったとしても、その世界すべてがトュルーマンを小馬鹿にしているとわたしは感じました。「親」も「友人」も「パートナー」もすべてが嘘。そのような真実を知ることは、正直残酷で受け入れがたいものだと思いますが、現実を直視できたとき、初めて自分がどうしたいかを考えることができるのではと思いました😊

トュルーマンが真実を追い求め、その世界から飛び出したあとは、結局どうなったか描かれません。監視下にないのだから当たり前と言えば当たり前なのですが、シルビアと無事に会えるといいな~😍なんて思ったのでした✨


自分の人生は自分で舵をとりたい。

それはきっと当たり前の欲求ですが、ちゃんと自分の舵を自分が握っていると言えるのだろうか?と投げかけられているようにも思いました。

今でこそわたしは自分の人生の舵を自分で握っていますが、数年前までは控えめに言っても握っていたかな?なんて思うわけです。

トュルーマンは大げさな演出に思う人もいるかもしれませんが、自分の人生は自分だけのものであり、誰かが操作したり踏みにじったりしていいものではないとわたしは思っています。

軽い気持ちで観られる映画ですが、思っている以上に考えさせられることが多かったような気がします!

興味のある方は、観てみてください!


今回はここまで。

読んでいただきありがとうございました😊