こんにちは!ゆきです😊
先日「Sense of Wonder」展に行ってきましたが、美術展を開催していた美術館には「ロダン館」があり、ロダンの彫刻がたくさん展示されているんです。
ロダンの「地獄の門」の作品近くの床に、ダンテの「神曲」の一節が載っています。ドイツ語は分かりませんが、英訳と和訳したものが載っており、なんとなく意味をつかむことが出来ました。
正直原文の言語を知らないので、正確な意味は分かりませんが、言葉を訳すに辺り、訳者がどのような背景や知識、言語感覚を持っているのかが結構大事だなと改めて思いました。
夏目漱石や森鴎外の訳も載っており、これは個人的な好みと感覚ですが、漱石の訳の方が分かりやすくて好きだなと思いました。もともとが叙事詩らしいので、詩のような訳しかたは鴎外の方だと思うのですが、行間や想像力がいくらか必要な詩よりかは論理的な漱石の訳の方が分かりやすいんです。
ずっと昔は翻訳家になることが夢でしたが、ただ言語を訳せばいいわけではなく、原文の持つ意味や作者の背景などを汲み取り、読み手にも受け取りやすい訳をすることが求められると思ったときに、ずいぶんと荷が重い仕事だなと勝手に思ったのでした(笑)なにせ英文和訳でさえ自然な日本語にするのを難しいと感じていたのだから(笑)
意訳しすぎても直訳すぎても何かが違う…
そのあたりの塩梅をうまく出来るようになりたいなと、ふと思ったのでした😊
なので、訳した本を読むと、その訳者の言語感覚が好きかどうかが結構好みとして出るので、あまり海外文学を読めていないです💦
自分で意味をとりながら読めるようになりたいな~😊