こんにちは、ゆきです😄
ドラマsilentが終わりましたね。
最終話の感想をここに書きます。
★声は聞こえなくなったけれど、見えるようになった
想が紬に伝えた言葉。
紬の声を思い出せなくなって、紬に八つ当たりしてしまったと伝えながら、声は聞こえなくなったけれど、紬が手話で一所懸命に想いを伝えようとしてくれるから見えるようになったと言うんです。言葉って確かに見えない。そんな言葉を見えるようにするのが、その人の想いであり、表情であり、今回の場合は手話だった。言葉が見える、その人の色で彩られるって素敵だななんて思いました。
聞こえる人でも聞こえない人でも、そんなの関係なく、お互い一緒にいたら辛いことがあったり、分かり合えないことが出てきたりすることもある。だけど、分かりたいと歩み寄ることは出来るんだよなって、このドラマを見て改めて思いました。紬が諦めないで伝えてほしい、ちゃんと受け止めるから(ニュアンス)と言っていたのも素敵だなと。結局、言葉は想いを伝えたい相手がいるから紡ぐのであり、そして受け止めてくれる人がいるから紡ぐことが出来るのであり、ひとりでは決して生まれなかったものなのだろうと思ったのでした。
★お裾分け、花に音はないけれど言葉がある
奈々が偶然会った湊斗に花をお裾分けし、湊斗はその花を紬にお裾分けし、奈々は奈々で想にお裾分けするシーンがありました。
しあわせとか素敵なことをお裾分けできることって、それだけで十分にしあわせだなと見ていて感じました。分かち合いたい人がいるということだものね。
そして、奈々が花には音がないけれど言葉があると花屋さんに聞いて、思わず買ってしまったというシーン。
わたしは花に音があるかなんて考えたことがなかった。だから、花に音はないけれど言葉があるからと聞いて花束を買う奈々を可愛らしいと思いました。花言葉って素敵ですよね。言葉として伝えたくても気持ちを伝えることができる。結局は言葉にすることだけが大事なのではなくて、気持ちを伝えることが大事なんだろうなと、このシーンでも思いました。
★決めつけはしない、自分にも相手にも。そして、しあわせは自分が決めること。
聞こえる人と聞こえない人がうまくやっていけないと春尾とうまくいかなかった言い訳としてそう考えていた奈々。
紬や湊斗含め自分の耳について伝えたら、相手にも辛い思いをさせるかもしれないと不安になっていた想。そして、紬との将来を考えた時に、辛いことがあるんじゃないかと心配した想。実際は何も伝えずに音信不通になった想と再会して、自分たちが想に何か出来たんじゃないかと仲間は思っていたり、むしろ伝えなかったことでもっと辛い思いをしたりしたことを話されます。そして、生きてきた環境が違うのだから完全に分かり合うことは難しいにしても、理解し合いたいと紬に言われ、自分の気持ちを相手に伝えず、相手の気持ちもきっとこうだろうと推し量るのは、決めつけじゃないかななんて、思いました。
「しあわせになってくれよ」と友達に言われた湊斗が、「今がそうじゃないと決めつけないで」と言うシーン。
しあわせは自分が決めることで、周りと比べたり、周りが勝手にこうだろうと決めることではないとわたしは思うのだ。
だから、湊斗、素敵なこと言うじゃん✨わたしは思いました。
決めつけることって、自己満足だし身勝手だと思うんです。決めつけさえしなければ、相手の本心や本音を聴くことが出来るかもしれない。そのチャンスを失うことってもったいない。自分のことは時分が決める。相手のことは相手が決める。だから、わたしはこう思うのだけど、あなたはどうですか?と聞いてみればいいんじゃないかなと。
★言葉、伝えようとする想い
今回、手話を通して言葉や伝えることについて考えることが出来ました。
言葉って、声や表情、筆跡、その人の雰囲気、その人の気持ちによって届き方・伝わり方が全然違うなと。手話は声がないけれど、その分表情や雰囲気、気持ちで相手に自分の想いを伝えます。声だけで話すよりも表情豊かに感じました。
ドラマではMちゃんをしていないので表情が分かりやすいですが、今は口元を覆っている人が多いので、声で話すにしても相手の表情が分かりづらく、意志疎通が以前よりしづらいなと思います。するもしないも個人の自由なので、好きにすればいいと思いますが、せっかく素敵な表情や顔をしていても、見ることが出来ないのは残念だなと思うんです。わたしたちは言葉だけで話しているのではないのです。言葉以外の表情、声、雰囲気…いろいろなところから感じ取っているんです。だから、言葉はもちろんですが、気持ちを伝える言葉以外のところも大事にしたいなと思いました。
そして、分断することは簡単です。
善悪二言論的に物事を考えると、対立しか生まないです。耳が聞こえる聞こえないは関係なく、何であっても相手を理解するには、その人をただそのまま見ればいい。そうすればその人がどんな人なのかが色眼鏡なく見えてくる。
ただ耳が聞こえないだけで、想はわたしたちと何ら変わりないと思うんです。同じ人間です。大きなくくりで言えば個性が違うだけだから。
そんなことを最終話を思い出しながら、考えました。
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