こんにちは!
ゆきです今日は立冬らしいです。
結構肌寒くなってきたので、やっと冬なんだと思うと同時に、
これから本格的に寒くなるのかと思うと、少し頭が痛くなったわたしです(笑)
さて、silent 第5話の感想です。
★声で話せるのに伝わらない
紬と湊斗のこと。
紬は湊斗に別れを告げられ、自分の思いを伝えますが、湊斗には届かない。
湊斗の自己肯定感の低さが結構影響しているように私には思うのですが…
紬は「湊斗とは声で話せるのに」と手話教室の先生にポロっと漏らすんです。
少し横道に逸れますが、私の好きな本の中に似たようなことを言っている人がいました。
「同じ言葉を話していても理解しあえるとは限らない」と。
紬からしたら、声で話せる湊斗とは同じ言葉を持っていて、
声で話せず手話を介在に話す想との会話は、きっと違う言葉なんだと思います。
同じ言葉を使っていても、お互いがお互いを理解しようと歩み寄ることをしなくなれば、
なかなか相手のことを理解することは難しい。
同じ言葉を話しているのに伝わらないと、違う言葉を話す人と話して伝わらない時と比べて
なんだか相手を遠くに感じてしまうのかなと。
自分の気持ちを誤解されずにちゃんと伝えたい相手には、
日ごろから自分の気持ちを素直に伝えることが大事なのかなと思いました。
紬が湊斗に全く伝えていなかったわけではないと思うのだけれど、
最後の電話のシーンで、初めて二人が本音を言い合えたのかな、なんて思ったわけで。
伝えられるときにちゃんと伝える、大事にしたいなと思いました。
★いろんな自分がいる
これは紬の友人・真子が湊斗を呼び出して、紬がいかに湊斗を好きだったのかをプレゼンする場面で思ったこと。
真子は、「女子をキラキラさせる男子(=紬にとっての想)ってすごいなと思ったけれど、
ぽわぽわさせる男子(=紬にとっての湊斗)もなかなかの才能だと思うよ(セリフはニュアンス)」
と湊斗に言うんです。
好きな人に見せる顔に限らず、そして男女関係なく、人っていろんな自分を持っていて、
一緒にいる人によって見せる顔が違うことって自然だと思うんです。
そんな中で、誰と一緒にいるときの自分が好きか、誰と一緒にいるときが居心地がいいのか、
そんな感情を知りながら、自分のことを再発見していくんだと思うんです。
どんな自分も自分であって、いろんな自分がいて当たり前。
そんな当たり前のことに改めて気づかされました。
★嫌われたくないから別れる湊斗
キラキラしている紬をかわいいと思った湊斗が、
自分を好きになったぽわぽわしている紬を一番に好きでなかったのは、
他でもなく湊斗自身が自分のことを好きではないからなのかもしれません。
自信がなくて自己卑下して自己嫌悪に陥ったらきっと、紬と想を好きでいつづけることが難しい。
そんな状態で八つ当たりをしたり、情けない姿を二人に見られて嫌われる方が嫌だから、怖いからと
自ら紬との別れを選んだ湊斗。
嫌われたくないと思う湊斗の気持ちは理解できますが、
二人との関係性はその程度のものだったのかなと思ってしまう私がいて…
自分の気持ちを大事にすることは大事ですが、もう少し二人を信頼してみてほしいな~なんて思ってしまいました。
あとは、二人が別れた後の展開が早くないのが個人的にリアルな感じがして、丁寧にドラマを作っているんだなと思っています。
予定調和のドラマだと、もしかしたらすぐに紬と想がまた付き合い始めるんでしょうが…そうじゃないのが嬉しい。
登場人物の内面を丁寧に描こうとしているからこそなのかなと。
そんなわけで、今週の第6話も楽しみにしています!
ここまで読んでいただきありがとうございました!!