このお話を信じてもいいですか?
私には、元気な頃のゆきちの記憶があまりにも遠くて・・・・
この仕事続けてる意味ってなんなのだろうと思いました。
家族を顧みずに、仕事をしていくことがいいことだとは思えません。
あの、ちょっと凶暴であったゆきちは?
あの、誰よりも大きく元気な声で吠えていたゆきちは?
あの、野菜が大好きで、なんでも食べてしまうゆきちは?
どこへ行ってしまったの?
帰ってきますか?
いつか、会えますか?
どこにいますか?
幸せでしたか?
このお話、信じていいですか?
虹の橋 |
天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、この地上にいる誰かと愛しあっていた動物たちは、 死ぬと『虹の橋』へ行くのです。 そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。 たっぷりの食べ物と水、そして日の光に恵まれ、 彼らは暖かく快適に過ごしているのです。 傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、 元のからだを取り戻すのです。まるで過ぎた日の夢のように。 みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。 それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが ここにいない寂しさを感じているのです。 動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。 でも、ある日その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。 その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに小刻みに震えはじめます。 突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。 速く、それは速く、飛ぶように。あなたを見つけたのです。 あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。 そしてもう二度と離れたりはしないのです。 幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、 あなたの両手は愛する動物を優しく愛撫します。 そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。 あなたの人生から長い間失われていたけれど、 その心からは一日たりとも消えたことのなかったその瞳を。 それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。 |
ゆきち。
あなたともう一度、走ったり、歩いたり、遊んだりしたかった。
そして、モリモリご飯を食べるあなたが見たかった。
いつまでも、お休み。