第5回『シーズ・ソー・ラブリー』 | 大崎由希オフィシャルブログ「ゆきちーたいむ」Powered by Ameba

第5回『シーズ・ソー・ラブリー』

今回ご紹介する映画は『シーズ・ソー・ラヴリー』。

ジョン・カサヴェテスが20年前に書き下ろした脚本を、
彼の息子であるニック・カサヴェテスが映画化したものです。

主演はショーン・ペン、ヒロインは当時ショーンの妻であったロビンライト・ペン。
ロビンライト・ペン演じるモーリーンの夫役に『サタデーナイトフィーバー』等のジョン・トラヴォルタ。


放浪癖のある重度のアル中患者エディの居ぬ間に、妊娠中の妻モーリーンは隣人から暴行を受けます。
怒りで我を忘れたエディは隣人に怒鳴りこみ、銃を振り回し、逮捕。施設に収容されてしまいます。
10年後、モーリーンは新しい夫ジョーイと3人の娘と幸せな家庭を築いています。
そんな時、退院してモーリーンの前に姿を現わしたエディ。
荒みきった自分を救ってくれた夫ジョーイを愛し、3人の娘を愛しながらも、
ひと時もエディのことを忘れられずに過ごしたモーリーン。
突然現れたエディを前に、彼女の選択した答えとは…


あなたは、何を差し置いてもと思えるほど人を愛したことはありますか?
その愛しか見えなくなるほど、必死に誰かを求めたことがありますか?

 10年という時を越え再会し、すべてを捨てて再び求めあってしまう。
一般的な人間としては本当にダメな男女のストーリーだけれど、
こんなにまっすぐで非現実的で頑なな愛、私は少し憧れてしまいます。

こんな風に人を愛してみたい、そんな人に出会いたい
そう思わせてくれる映画です。

甘ぁ~いラブストーリーに飽きちゃったあなた。
ちょっと行き過ぎた究極の愛の形。ぜひ見てみてくださいね♪

大崎由希