apply yourself | 非リケ女の毎日が技術翻訳

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元商社OLがフリーの翻訳家に転身。
双子の娘も生まれ、毎日、技術翻訳と育児に追われています。
英語や技術について、それから育児について、いろいろ書きます。

最近海外ドラマにハマっているのですが、

 

"apply youself"

 

に対して、字幕には「集中しろ!」とありました。

 

わたしが "apply"という単語に初めて出会った時、

「適用される」や「申請する」などの訳語で覚えました。

 

でも「申請」とか「適用」という意味を持つ単語が

「集中しろ」という意味の単語と同じって…

 

どういうこと???って感じじゃないですか?

 

社会人になって、英語を使う仕事に就くようになってから、

「電圧を印加する(=かける)」という時にも apply a voltage to、

「~を塗布する」という時にもapply ... toのようにapplyを使うことを知りました。

 

applyの語源を調べてみると、 ap(=方向に)ply(=折る)ということだそうです。

 

モヤモヤっとしますが、applyという言葉からは⇒(やじるし)が連想されませんか。

 

だから…

 

例えば、

自分の手元にあった書類を、ある機関などに向かって移動させるイメージから

「申請」や「出願」という意味になったり、

 

ある分野にフィットさせるというゴールに向かって、ある技術に手を加えるというイメージから

「適用」あるいは「応用」という意味になったり、

 

電圧をかけて電流をある方向に流すイメージから

「印加」という意味になったり、

 

コーティング剤などをある容器からある材料に塗り付けるイメージから

「塗布」という意味になった…

 

のかなぁ、と解釈しました。(あくまで私の解釈なので、正しいか分かりません。)

 

話を冒頭に戻すと、こういう⇒(やじるし)のイメージがapplyにあると分かれば、

確かに"apply yourself"が「集中しろ」と訳されるのも理解できます。

 

ポヤポヤ~っと漂っている集中力を自分の方向に向けろってことなんですね。

 

「集中」はconcentrateだと思っていたので、勉強になりました。

 

海外ドラマって日本にいながら「生きた英語」に触れられるので良いですよね♪