学生時代、クラスメイトが「これ聴いてみな」といって一枚のレコードを貸してくれました。
それはモーツァルトのホルン協奏曲
アラン・シヴィルのホルン、オットー・クレンペラー指揮　フィルハーモニア管弦楽団の東芝EMI盤でした。
家に戻り早速聴いてみたのですが、特にA面最初に収められたいたK412の曲、厳密にいうと第1楽章の冒頭の、その広々とした旋律に惹かれて、これは是非欲しいと思い、後日新宿の「トガワ」という中古店でみつけた時は迷わず購入いたしました。

ただこのレコード、その時は入念に検盤したつもりだったのですが、家に戻って再生してたら、肝心のA面の最初のところプチプチというノイズが！よく見たら小さな傷があった～！！
とてもガッカリ。
このプツプツノイズを耳にすると当時のことが思い出されるのです。

モーツァルトのホルン協奏曲、聴いていたのはLP時代までで、CDになってからは余り聴かなくなり、ホルン協奏曲のCDは一枚だけ、デニス・ブレインの有名盤を買っただけでした。
さて、手元には4枚のLPがあるのですが、カラヤン/ザイフェルト盤以外はすべてホルン独奏はアラン・シヴィル。意識していた訳ではないのですが中古で買ったこともあって結果はこうなりました。（＾＾ゞ

この4枚を強いて順番をつけると。。。
録音を含めた総合点でカラヤン/ザイフェルト盤が一番かな？お次はパスピエにはオケが一番素晴らしいケンペ盤、僅差でクレンペラー、少し離れてオケが薄口のマリナー盤ということになります。

この曲をよく聴いていた頃、ヨーロッパの草原を上空から撮影した映像が流れていましたが、そのBGMに使われていたのがK412の第1楽章。あまりにピッタリだったことも思い出の一つです

モーツァルトのホルン協奏曲、の巻