もう30数年前、石原裕次郎さんが亡くなった年だったかな?
前日から耳に詰まったような違和感がありおかしいなと思っていたら
翌日の朝から酷い耳鳴りに襲われました。
ガァー、ガァー、ピー、ピー
まるで受信状態の悪い中波ラジオが耳に入っているようなものでした
あまりにも酷いので医者に行かなくちゃ、と思ったのですが
お盆休みで市内の開業医はお休み。
当時地元の総合病院には耳鼻科がなかったので
母校の大学病院へ
当時は紹介状は不要だったし、勝手は知っていたので迷うことはありませんでした。
で、診断の結果は「突発性難聴」、即入院となりました。
今はどうなのかは分かりませんが、当時は根本的な治療法はなくて
絶対安静、点滴、血流改善剤の投薬
この三つだったように記憶しています。
とにかくカラダは何でもないのだから絶対安静というのが辛かった
この場合の絶対安静というのはカラダを動かさないことに加えて
目からの刺激、耳からの刺激もダメ。つまり読書、ラジオ、テレビすべてダメ
毎日、白い天井を見ているだけでした(。・ω・。)
そんな退屈極まりない日が続きましたが、4日くらい経ったあたりから症状が嘘のように改善していき、一週間たった頃には完全に治ったことが実感できました。良かった~
そして約10日の入院で退院となりました(総費用約22000円、当時は安かった)
この病気は発症から一週間くらいまでに適切な治療をすれば完全治癒率が高く
それ以降になると慢性化する確率が高くなるようです
ですからお盆の時期ではなくて地元の町医者にかかって自宅療養でもしてたら
音楽聴いたり、本を読んだり、テレビも見たりして
その結果、完全治癒とはいかず慢性化していたかもしれない、お盆休みのお蔭で大学病院での治療ができたのは幸運だったな~、とこの時期になると思い出してしまうのです
蛇足ですが入院当時の担当医は点滴がとても下手で腕がアザだらけになりました。
医師の名前は小川某、
ずっと後で知ったのですが教授にもなった小川彩佳の御父上です
失礼ながら当時はどんくさい下手な医者だと思っていました(^^ゞ