カンタータ第66番「喜べ、汝ら心たちよ」

復活祭カンタータというと4番が有名ですが、この66番はそれに劣らない魅力的な名曲ではないかとパスピエは思っています
全6曲から成っていて美しいヴァイオリンのオブリガート付きのアリアがありコラールで締めくくるのは詳しいことは分かりませんがカンタータの定石のようです。
廉価版BOXモノで解説書がなくて細かな記載もないのでネットから調べた範囲での演奏者になります


ハイディ・リース - Heidi Riess (アルト)
エベルハルト・ビューヒナー - Eberhard Buchner (テノール)
ジークフリート・ローレンツ - Siegfried Lorenz (バス)
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団 - Leipzig Thomaner Choir
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のメンバー - Leipzig Gewandhaus Orchestra, members
ハンス=ヨアヒム・ロッチェ - Hans-Joachim Rotzsch (指揮)


この曲はこの演奏でしか聴いたことがないのでですが
温かみの中に湧き上がるよな喜びに満ちた、そして心が和むようなバッハで十分満足ができるののでした。
その要因の一つは録音の良さ(^^ゞ

改めて聴いてみましたが、やっぱり素晴らしい
全てが自然でなんの不満もなく音楽に浸れるます
程よいエコー、音場の豊かさ、独唱の定位の良さ、音像の確かさ
独奏ヴァイオリンもくっきりと立って弾いているのが分かる高さで左中間に定位、合唱の清澄さ、その合唱も横一列ではなくて右中間と左中間前方から後方に斜めに並んでいるのが聴きとれるリアリティ。
録音時期は1977年頃。当然アナログ録音であり高域にややきつさを感じさせるのですが、こういうのを聴いていると録音は進歩しているのか退歩しているのか?機材は進歩していても時代の要請がパスピエのような旧い人間の好みとは違う方向に行っているのかもしれません