6月16日は「和菓子の日」だったのですね。

和菓子と言えば、東京駅に行った際には大丸の和洋スイーツを見て回るのが好きで、ずんだ茶寮のずんだシェイク、満願堂の芋きん……眼福ですわ。

 

数年前のGWかお盆時期、東京駅に寄ったのでいつものように1階の和洋スイーツ売り場に行くと、大きな荷物を抱えた帰省の人たちで混んでいました。

某有名和菓子店の季節限定商品を購入しようとて店員さんに声を掛けようとすると、

ショーケースの前に土産物を買い求める人で混み合っていたので、諦めて隅っこのほうで休んでいました。

店員も通常より増員し接客されていましたが、その3倍くらい客もいて。

一人ずつ承っている店員さんに横から男性が「○○を2箱と、○○を…」と声を掛けたが

「順番に承りますので少々お待ちください」と丁寧に対応されていました。

その男性は大人しく待ち謙虚な方だなぁと思っていたら、近くの方の隣に一人分ほどの隙間を男性が見つけ、そこを購入列の最後尾だと勘違いし並んでいました。

我先に欲しい方たちばかりで列なんて出来ていないし、一度に何種類も購入する方が多くてなかなか人が減らなかった。しばらくして男性は列じゃないことに気が付きました。

この日のフロア全体の混雑ぶりはすごくて、購入したい方たちは新幹線の時間が迫っていながらも、どうしてもこの店の和菓子が買いたいんだろうなと察するが、フロアマネージャーはこの混雑に気が付いていないのか、他店の列整理で手一杯なのか。

誘導ロープを用意する人もおらず無法地帯。


その時、手の空いた店員さんが注文を伺おうと男性と目があったように見えたが、先に別の人が店員さんに声を掛け、注文しようとしていた男性は口を閉じてしまいました。

さらに人は増え、店側も対応するのに精一杯でどうにもならないカオス状態に見ていられなくて、列整理なら任せろ!こっちはプロやぞ!と、しゃしゃりそうになった時、

別の若い店員さんが男性に声をかけたのを確認。

 

やっと男性の番か……もう安心だと、去ろうとしたら後ろから怒鳴り声が聞こえてきた。

振り向くとあの男性が店員さんに向かって大声で怒鳴り、店から離れて行ってしまいました。周辺も大声に驚いて振り返って見ていました。



「順番に承ります」と言われてから男性は15分以上待ち続け、感情が爆発してしまったようです。15分以上よく耐えたよ……大勢の人がいるなか怒鳴ってしまったことは考えてしまうけど。


怒鳴られた店員さんは最初居なかった方で、休憩後かで接客に加わり最初に声を掛けた男性に突然怒鳴られたのだと思う。男性が去った後、泣いていました。

数人の店員は彼女に休んでいなさいなど声を掛け、店員さんは売り場から離れてしまいました。予想以上の人数に対応が追いつかず、誰も悪く無いけれど残念な場面を見てしまったと思いましたが、女性が泣いているのには声を掛けるのに怒鳴られている時は誰も声を掛けなかったことが疑問でした。

もしかしたら、そこの店の接客マニュアルに「目の前のお客様を第一に」「暴れるお客様は落ち着くまでそっとしておく」など書いてあるのかも知れないし(笑)

東京駅のデパートだから海外の方や全国各地、色んな人が買いにいらっしゃいますよね。

もしあの時、先輩店員が男性に謝罪し粋な対応をしていたら、胸熱でお店の高級桃ゼリー買っていたと思う(笑)
 


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近所に紫陽花が咲いていたので撮ってみました。